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2011年06月02日 静岡 無施錠撲滅キャンペーン実施中!

県警生活安全企画課は、鍵をかけずに盗難や空き巣の被害に遭うケースが絶えないため、施錠の徹底を呼びかける「LOCK ON作戦」を6月1日から半年間行う。
実施は昨年に続き2回目ですが、自動車、二輪車、自転車の盗難に加え、新たに「空き巣」、在宅中に被害に遭う「忍び込み」を犯罪対象に加えました。

具体的には、防犯ボランティア団体と協力した警戒パトロールや、学校と連携した非行防止指導などの活動を通じて、防犯意識を高めてもらうという。

同課によると、今年1~4月までの盗難のうち、最も施錠率が悪かったは忍び込みで、28・2%と全国平均を9・9ポイント下回りました。
自転車盗についても、施錠率が32・6%と低く、全国平均を14・2ポイント下回っています。
<産経新聞5月29日(日)7時55分配信より>

無施錠・・・侵入者、泥棒にとってこんなにありがたい環境はありません。
これで無人だったら、やりたい放題・盗みたい放題でしょう。
侵入するのを阻止する物もありませんし、誰にも邪魔されずに犯行を継続できます。
泥棒にとっては天国のような環境です。

この天国のような環境を提供してしまっている人が多いというのが現状です。
静岡では忍び込みにおける施錠率が28.2%ということは、7割以上が無施錠だったというデータになるのでしょうか。
100件侵入したら70件以上が無施錠だったというのは泥棒にとっても信じられない状況ではないでしょうか。
こんなに無防備で、自分が犯罪の被害者になることを想定していない人が多すぎる、まさに平和ボケしていると言えます。

外国人による犯罪が増えたと言われていますが、日本では容易に侵入・窃盗行為が出来てしまうということも増加の要因の一つではないでしょうか。
被害に遭われた方は被害者で、何の責任もありませんが、被害に遭う、つまり狙われるには狙われるだけの原因と言いますか、狙われやすいポイントがあり、その条件を多く持っている人ほど、被害に遭ってしまうということになります。
この悪い条件を持つことは、自分の責任ですし、誰からも責められるものではなりませんが、泥棒にとっては絶好のカモということになってしまいます。
このようにターゲットになることは絶対に避けなければなりません。

それを避ける為に行うのが事前の防犯対策です。
他の家と比べると、侵入しにくい、犯行を行いにくいと泥棒に思わせることで、犯行のターゲットから自然と外れるのです。
この家を狙うより、別のもっと無防備な家を狙おうと考える泥棒が圧倒的に多いからです。

もちろん、侵入の難易度が高い家の方が金目の物を置いているだろうと考える泥棒もいますから、100%安全とは言えません。
しかし、普通の泥棒は、犯行の成功度が高く、なおかつ自分が捕まらない率の低い方を選ぶものです。
防犯システムや防犯カメラが設置されているところは、この泥棒の考えと間逆なのです。
これが事前の防犯対策の有効な点です。
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