防犯ブログ
- 窃盗
2011年06月07日
大学から楽器盗んで転売した元学生逮捕
通っていた同志社大学の校舎から、コントラバス(13万円相当)を盗んだとして、上京署は5日、元同志社大生で住居不定、無職の男(24)を窃盗容疑で逮捕しました。
逮捕容疑は、3月29~30日にかけて、同志社大学生会館(上京区)の廊下に置かれた、当時4年生の女子学生のコントラバスを盗んだ、とされています。
同署によると、男はコントラバスを大阪府豊中市内のリサイクルショップに売却。
店がネットオークションに出品したのを女子学生本人が見つけて通報し、5日に男が別の楽器をこの店に売りに来たところを、同署員らが逮捕しました。
<毎日新聞6月6日(月)12時53分配信より>
元大学生の男が通っていた大学に侵入、廊下に置かれていた楽器を盗みリサイクルショップに転売したという事件です。
楽器の持ち主である女子学生がネットオークションで出品されているのを見つけ、それが本でまた別の楽器を売りに来た男が逮捕されるという結果になりました。
同様の手口で他の楽器も盗んで転売したいた可能性もあるでしょうし、別の大学に侵入して同様の犯行も行っていた、もしくは行なおうと考えていたかもしれません。
大学というは、年齢が様々な人が入り乱れている場所です。
小学校・中学校・高校のように、子供=学生、大人=先生か職員という簡単な図式ではありません。
大学の場合、夜間は社会人も多く通っていますし、昼間に図書館を利用して勉強するということも珍しくありません。
また、学食や生協の関係者などもいますから、小中高より開放的な分、侵入者に対しては弱いと言えます。
侵入し、トイレに隠れて夜犯行を行うということも可能ですから、より監視体制を厳しくしなければなりません。
今回の事件でも廊下に楽器を置いていたということですが、学校なら安全・安心という思いがあったのでしょう。
小・中・高なら普通のことです。
ただ、大学となると大人=先生か職員とは限らないので、危険な意味合いもあると言えます。
警備員などの人の目による監視と共に、防犯カメラによる24時間監視も当然必要です。
最近大学における窃盗事件が頻発していますが、大学という特殊な環境と意外なほどの無防備さを考えると不思議ではありません。
これからも様々な大学で窃盗事件が起こる危険性が高いと言えるかもしれません。
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