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2011年07月21日 火事場泥棒に行こう 茨城の男2人逮捕

◇「100件やった」
東日本大震災直後、茂木町で窃盗事件があり、茨城県の男2人が逮捕、起訴されていたことが20日、分かりました。
2人は「火事場泥棒に行こう」と示し合わせ、「100件ほど」の同様の事件があると供述しているということです。

捜査関係者によると、2人は茨城県筑西市、自動車修理業の男(37)▽同県鉾田市、無職の男(45)の両被告=窃盗、建造物侵入罪などで起訴。
 
起訴状によると、両被告は震災発生翌日の3月12日ごろ、茂木町の会社事務所のドアをこじ開けて侵入。
アタッシェケース1個など(時価計約4400円)を盗んだとしています。
県警は4月に2人を逮捕。
宇都宮地検が5月12日に起訴しました。

事件直前、両被告は「火事場泥棒に行こう」と話し合ったという。
捜査関係者によると栃木、茨城県などで同様の窃盗や自動車盗などを「100件ほどやった」と供述しているほか、別の共謀者の存在をほのめかしているといい、両県警が裏付け捜査を進めています。
<毎日新聞7月21日(木)11時59分配信より>

東日本大震災に乗じて火事場泥棒を約100件行った2人組みの男が逮捕されました。
この2人が地震を起こした訳ではありませんが、災害に乗じて犯行を企てる犯罪者が存在するということです。
火災も同じです。
火災現場に偶然居合わせた者が窃盗などの犯罪を犯すということもあるでしょうが、そのような偶然性の事故よりも可能性が高いのが自ら火事を起こす放火犯です。

火を点けてから犯行を行うのか、犯行を行ってから証拠隠滅の為に火を点けるのかの違いはあるにせよ、窃盗と火災被害は無関係ではありません。
全て燃えると自分の手がかりを消すこともできますし、邪魔な防犯システムや防犯カメラという証拠も消すことができると多くの放火犯は考えているのかもしれません。

物が盗まれるという被害で済めば、不幸中の幸いかもしれません。
もし火を点けられて建物全焼、他の家まで類焼、人の命も奪うという事態を招く恐れもあります。
泥棒の侵入対策と並行して火災対策も必要です。
放火対策
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