防犯ブログ
- 窃盗
2011年07月05日
愛知 会社事務所から400キロ金庫盗難
3日午前8時35分ごろ、扶桑町高雄の廃品回収会社の男性社長(34)から「会社の事務所から金庫を盗まれた」と110番通報がありました。
金庫には現金約400万円やキャッシュカードなどが入っていたということで、犬山署は窃盗事件として調べています。
同署によると、社長が3日午前7時半ごろ出社すると、事務所から金庫が無くなっていました。
通用門の南京錠も無くなっており、プレハブ平屋建ての事務所から門まで何かを引きずった跡があったようです。
金庫は鉄製で重さ約400キロ。事務所は無施錠だったという。
2日午後7時半まで従業員が事務所にいたということで、同署は、その後何者かが門の錠を壊して侵入し、金庫を盗んだとみています。
<毎日新聞7月4日(月)11時15分配信より>
400キロの金庫が、金庫ごと盗まれる事件ですが、今や珍しい手口とは言えません。
通常、現金などを重量金庫に保管している場合、これごと盗もうとする者はいないだろう、と考えるのが普通です。
しかし、建物内に侵入さえしてしまえば、あとは時間をかけてゆっくり犯行、つまり金庫を持ち出すことが可能ということです。
今回被害に遭われた事務所も前日午後7時半に従業員が退社し、翌日午前7時半に社長が出社するまでのちょうど12時間は無人ということで、その間いつ被害に遭ったのかも特定できない状況です。
おそらく防犯システムや防犯カメラがついておらず、それらのシステムが動作した時間から犯行時間を推測するようなことができないのでしょう。
12時間も時間的な余裕があれば、複数犯ならどんなに重い金庫であっても外に運び出すことはできると考えられます。
犯人が事前に下見を行った上で、綿密な計画を立てて犯行に及んだかどうかは分かりませんが、通用門の南京錠を突破し、建物内に侵入すると、金庫があっただけで、防犯システムが作動することもなく、防犯カメラで映像を記録している訳でもありません。
金庫を運び出すのは手間がかかるが、朝になって人が来るまでは充分に時間がある、ちょろい会社だと考えたかもしれません。
このように犯罪者が犯行を行いやすい環境を提供してはいけません。
ここは侵入するのに手強い、犯行を成功させるのは至難の業だと思わせるような防犯対策で対抗しなければ、自分の身を守ることはできないでしょう。
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