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2011年07月08日 節電の夜 住民による有志パトロール

節電の影響で都市部でも暗がりが増える中、住民有志が夜道をパトロールするなど、防犯への自衛意識が高まっています。
一方、寝苦しい夜の窓開け族にも忍び寄る危険があります。

夜の住宅地に季節外れの拍子木を響かせるのは、その名も「せたがや安心パトロール隊」でした。
パトロール隊は、震災後の3月下旬から、節電で暗くなった街をパトロールしています。

パトロール隊の隊長は、元アイドル歌手で現在は俳優として活躍する堤 大二郎さん(49)。
しかし、よくある芸能人のパフォーマンスではありません。
堤さんは「節電で明かりが落ちているところ、そこをわりと重点的に」と話しました。
堤さんは震災後、地元・世田谷のために何かできないかと思い、近所の人に声をかけました。
パトロールは週1回のペースで、これまでおよそ3カ月、堤さんは隊長として休むことなく参加しています。

6月後半から続く猛暑。
この暑さで、節電の動きは街を暗くするだけではなく、別の現象も生んでいます。
街の人は「家の窓を開けるとね、風が通るんで、うちの場合はね。(窓は)開けっ放しです」と話しました。
熱帯夜の住宅街では、あちこちで窓を開けっ放しにする家が見られました。
その目的は、やはり節電でした。

節電で窓を開ける人は、「去年(2010年5月分)は(電気料金)8,000円(8,947円)使っています。ことし(2011年5月分)は(5,339円で)こんなに違います」と話しました。
この家では、エアコンを使わずに窓を開けるようにしたことで、5月の電気料金が2010年よりおよそ4割安くなったという。
一方で、広島・三原市の団地では、蒸し暑く寝苦しい夜となった6月21日から22日にかけて、鍵のかけていない窓などから侵入し、物を盗まれる事件が相次ぎました。

被害に遭った住民は、「もう、網戸だけにしていた、暑いから。こういうことがあると思わないから。全然、警戒をしてなかったの」と話しました。

節電の効果が大きい反面、犯罪の被害に遭う危険性もある開けっ放しの窓。
そのせいか今、ホームセンターでは、窓につける補助錠が飛ぶように売れているという。
島忠ホームズ葛西店の店長は、「昨年(2010年)に対しまして、補助錠の売り上げは約2.5倍の売り上げになっております。非常に驚きの数字となっております」と話しました。

また、「せたがや安心パトロール隊」の堤さんは、「拍子木の音を聞いて、地域の人が安心してくれれば」という思いでパトロールを始めたという。
堤さんは「昔の日本、窓を開けても大丈夫だったっていう、なんかそういうふうに、もともとそうだったわけだから、こういう活動が、ちょっと今のところでもあって、みんながなんか安心していけたら、これはいいんじゃないかと思うんですよね」と話しました。

これからさらに暑くなっていく中、節電と防犯を両立させる難しい課題だが、地域の目を使うという解決方法は有効かもしれない。
<フジテレビ系(FNN)7月5日(火)0時36分配信より>

節電が毎日あらゆるメディアで報道される中、その節電を犯罪のチャンスと伺う者がいます。
エアコンの使用量が減ると、必然的に扇風機の稼動、そして窓の開放がセットになります。
家の通気性を良くして、温度を下げようと考えます。
家の全ての窓を全開にした状態のまま、寝る家も増えてくるでしょう。
虫の侵入を防ぎ、簡易に設置できる網戸が売れているようですが、侵入してくるのは虫だけではありません。

人、つまり泥棒も侵入のチャンスを狙っています。
扉は閉まっていても、窓は全開で開けっ放し、これでは侵入するのは難しくはありません。

少し前までは、いくら家の扉や窓が無施錠でも、建物内に人が居る、有人状態だと、侵入者は敬遠していました。
しかし、最近の手口を見ますと、家人と出くわすことはリスクとは考えていないように、夜間有人の建物に平気で侵入し、金品を盗む事件が増えています。
戸建て住宅の2階部分は安全だろうということで無防備なところを狙い、ベランダなどから侵入するケースもあります。

こんなところから侵入するのか!という事件もあります。
泥棒も一昔前から、より犯行のプロ化、手口の巧妙化が進んでいるようです。
間抜けな泥棒小話などが減っているようにも感じます。
複数犯で荒々しい手口で、短時間で犯行を終え、そのまま逃走するというパターンも増えています。

昔は大丈夫だったというのは死語に近いかもしれません。
見直しを行い、今の手口に対応できるようにしなければなりません。
泥棒の侵入方法
一戸建て住宅の防犯対策

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