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2011年08月23日 福井 公民館金庫から現金34万円盗難

鯖江市は18日、同市横越町1の新横江公民館(2階建て)の金庫から現金34万1000円が盗まれた、と発表しました。
鯖江署が窃盗容疑などで調べています。

同市によると、17日午後1時半ごろ、臨時職員が1階事務室の金庫を開けたところ、現金がなくなっていました。
現金は複数の封筒に小分けし、それぞれクリアファイルに入れていたという。

公民館では11日朝、事務室入り口のドアの鍵が壊されているのが見つかり、同署に被害届を出しましたが、この時は金庫内の現金の被害に気付かなかったとしています。
同署員が調べたところ、2階の一室のドアが内側から壊れているのを見つけました。

約2週間前から、2階の窓の鍵1カ所が壊れたままになっており、何者かが侵入した可能性もあるという。
同市は19日にも、現金や金庫の鍵の保管を徹底するよう、各公民館に通知します。
<毎日新聞8月19日(金)15時24分配信より>

公民館などの公的施設で盗難被害が増えています。
市役所や区役所、今回被害に遭われた公民館などです。
このような施設は、区民、市民の方の税金で建てられたようなものですが、予算の関係で防犯システムや防犯カメラはついていないところが多いのではないでしょうか。

また、現金などの保管は、金庫内保管というオーソドックスな保管方法でしょうから、金庫ごと盗みだす手口には対応できていません。
侵入者、つまり泥棒にしてみれば、建物内に侵入さえできれば、金品を盗み出すのは簡単ということになります。
その侵入への障害となるのは、扉、窓この二つぐらいでしょう。
無人の時間帯を狙えば、この二つをクリアできれば犯行は成功したも同然です。

扉の破壊はともかく、窓ガラスの破壊は容易な場合があります。
音さえ気をつければ、一部分を破壊し、クレセントを外して侵入できます。
窓、扉だけでは侵入を防ぐ充分な対策とは言えません。

金庫に関しても同様です。
金庫内保管というのは、昔であれば、泥棒への時間稼ぎ対策として充分効果がありました。
金庫を開ける、破壊するのが面倒だということで敬遠する泥棒もいたでしょう。
しかし、最近は金庫を破壊する手口、持ち出す手口も進歩しました。
盗み出すことができれば、あとはゆっくり壊して中の金品を出せばいいという傾向に変わってきているのではないでしょうか。
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