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2011年08月19日 パワーショベル300台盗難 窃盗グループ48人逮捕

西日本各地でパワーショベル約300台などを盗んだとして、大阪府警は18日、住所不定、無職の男(60)=公判中=ら48人(うち女性1人)を窃盗などの疑いで逮捕・送検したと発表しました。
被害総額は大阪、兵庫、岡山、徳島など11府県で約10億円(517件)に上るようです。
日本製のパワーショベルは海外で人気が高く、グループは主に東南アジアに1台300万円程度で不正輸出していたとみられます。

容疑は04年9月から10年10月、大阪などの建設会社や建設現場から、パワーショベル289台、トラックなどを盗むなどした、としています。
リーダー格の男は「金が欲しくてやった」と認めているという。

捜査3課によると、グループは大阪府河南町や兵庫県三田市の「ヤード」と呼ばれる解体場で車体番号を削って分解していました。その後、大阪・南港などからタイやベトナムに輸出していたとみられます。
グループは窃盗、運搬、解体、輸出などを役割分担していたという。
<毎日新聞8月18日(木)17時53分配信より>

パワーショベル300台が盗まれるというのは長期間に渡って、大胆かつ大規模な犯行が繰り返し行われていたということです。
この犯行には少なくとも48人が関わったということですから、役割分担が徹底された組織的な犯罪です。
盗んだパワーショベルは解体場で車体番号を削って分解していたということですから、分解後の金属部分だけを見てのそれがどのパワーショベルかを特定することも、また盗まれたものと一致することを証明することも難しかったのかもしれません。

ヤードと呼ばれる解体場を特定し、そこに持ち込まれるパワーショベル等が盗品かどうかを調べるべきでしょう。
もちろん犯罪とは無縁で解体業を営んでいる人がほとんどでしょうが、そのような場所を犯罪に悪用しようと考える者が存在しているのも事実です。

犯罪の臭いを感じ取ったらすぐに警察に通報するなど、日頃からそのような防犯意識を持つことが最初のステップです。
そのような意識を強く持つ人が増えると、その人たちが集まる地域は、犯罪がより起こりにくい、犯罪者にとっては嫌な場所となります。
これも一つの大きな面での防犯対策です。
お金を掛けて対策を行うだけが手段ではありません。
まずは防犯意識を持つことを心がけましょう。
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