防犯ブログ

  • 侵入手口(マンション)
2011年08月11日 神戸の泥棒 節電でドア開けた家狙う

神戸市内のマンションに侵入して財布を盗んだとして、窃盗容疑などで兵庫県警神戸水上署に逮捕された住所不定、無職の男(20)が「玄関ドアの開いている家を狙い、盗みを繰り返した」と供述していることがわかりました。

周辺では、梅雨明け後の7月中旬以降、同様の被害が数件あり、県警は「節電の夏、エアコンを使わず、玄関や窓を開けてしのいでいる人は用心して」と呼びかけています。

捜査関係者によると、男は8月7日午前6時30分頃~同8時頃、同市中央区港島中町のマンションで、玄関を開けて寝ていた無職男性(61)方に侵入し、8000円入りの財布などを盗んだ疑い。

男は8日朝、このマンション近くにある集合住宅の玄関前にいたところを住民に見つかり、110番で駆けつけた同署員の職務質問で犯行を認めました。
<読売新聞8月11日(木)17時43分配信より>

節電目的でエアコンを出来るだけつけないように色々と努力している人が多いと思います。
その手段としては、ドアや窓を開けっ放しにして風通しを良くしようと考えます。
深夜や朝の涼しい時間帯はそれで凌げるかもしれないと考える人もいるでしょう。

節電目的としては効果はありますが、防犯面で見ると、極めて危険な状態ということになります。
内側のレバー等で半ドアにしているならまだしも、完全に無施錠の状態というケースもあるでしょう。
深夜人がいるから、開けっ放しにしても大丈夫だろう、という油断が生まれます。

しかし、室内に人がいても関係なく侵入し、物を盗もうとする大胆な手口が増えてきています。
そんな手口は珍しいだろうと考える人がいるかもしれませんが、本当に増えてきているのです。
普通に考えると、有人の建物は避け、無人の建物を狙うだろうと考えられてきました。
ところが、最近の手口としては、深夜など人が寝静まった状態で侵入し、金品を盗み出すという事件が発生するようになりました。
今まではあまり想定していなかった一般住宅の2階部分からの侵入など、手口が巧妙化し、より大胆になっているのです。
複数犯による役割分担しての組織的な犯行も増えてきました。
我が家は防犯対策をしているから大丈夫という油断は禁物です。

全ての泥棒に100%有効な対策というものはありません。
泥棒の手口や考え方なども常に進化・変化しています。
防犯対策もそれに応じて変えていかなければ対応・対抗できなくなってしまうのです。
その為には防犯対策の研究や見直しを意識して行わなければなりません。
マンションの防犯対策

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