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2011年08月24日 滋賀 防犯カメラ設置で犯罪減少!

◇カメラ"活躍"
竜王町山面の美松台団地(531世帯、約1300人)で、昨年7月に住民が設置した防犯カメラが犯罪防止に一役買っています。
県警によると、同団地で年数件あった空き巣や住居侵入などの刑法犯被害が、昨年7月以降は0件(痴漢1件を除く)。
自治会レベルの設置は県内2例目で、県警はモデルケースとして広く紹介していく考えです。

カメラは団地の出入り口5カ所に計9台設置。
下には目立つよう「防犯カメラ作動中」と書いた黄色の看板を掲げています。

団地は名神高速の竜王ICに近く、主要幹線道路から少し入った場所にあり「高速を使った犯罪が起きやすい場所」(県警)。
そのため自治会は約15年前から青色回転灯の防犯パトロールに取り組むなど自主防犯に積極的でした。
カメラは昨年7月に近くで大型商業施設がオープンしたのに合わせて取り付けました。

設置を決めたのは自治会役員ら約35人。
プライバシーの面で抵抗感を持つ住人もいましたが、カメラはいずれも団地の外側を撮影し、玄関が映らないよう配慮して合意を得ました。
規約では住民が管理する映像データを見ることはなく、犯罪などが起こった場合に警察に提供します。
住民の60代女性は「団地の出入り口だけなら安心だし、犯罪者も被害者もつくらないでいい」と話しました。

他に大津市比叡平でも設置例がありますが、峠での暴走行為に困って取り付けたもので一般例として紹介するのは難しかったようです。
県警生活安全企画課の中川哲課長補佐は「自主防犯の盛んな地域を中心に、日常の活動を補うものとして紹介したい」としています。

美松台安全連絡協議会の会長(71)は「先代の人たちが住民の防犯意識を高く維持してきたので設置できた。『公園に取り付けて』という要望もあり、検討したい」と話しました。
<毎日新聞8月20日(土)15時1分配信より>

防犯カメラを設置することで、付近の犯罪件数が減少したというニュースです。
防犯カメラという「機械の目」による監視と、住民の「人の目」による監視両方がうまく併用することで、犯罪を起こしにくい環境を作り上げることに成功したという例ではないでしょうか。
どちらか一方だけでは不十分な場合がありますが、両方を併用することで、2倍、3倍の効果を発揮しています。

防犯意識を持っていない住民が多い地域、防犯カメラ設置等は行なっていない地域、両方が欠落しているところが多い中、その両方が満たされている地域というのは、犯罪者からすればやっかいな場所です。
常に監視されているのも同然ですし、仮に犯行に成功しても、機械もしくは人に見られ、あとで自分が捕まってしまう危険性を持っています。
これは犯罪者が最も避けたい危険性でしょう。
そんな危険性を犯さずとも、安全に犯行を行う場所はいくらでもあります。

このように対策を行っておけば、自然と犯罪者に敬遠される場所となります。
これが事前の防犯対策の効果です。
犯罪の少ない地域、これは住んでいる住民の方に安全、安心感を与えるポイントとなります。
誰だって犯罪の少ない地域に住みたいですし、お子さんがいる家庭ならなおさらです。
今後、地方自治体における重要なPRポイントの一つにもなるのではでしょうか。
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