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2011年08月25日 中国 通信ケーブル泥棒、一部を線路に放置

湖北省武漢市青山区で13日午前1時ごろ、男2人が屋外に架設されていた通信ケーブル約300メートルを盗みました。
2人は電柱2本を倒し、ケーブルの一部を鉄道線路上に放置して逃走しました。
列車が通過すれば、脱線などの大事故になった可能性があるということです。
中国新聞社が報じました。

同地域では最近になり、通信ケーブルの盗難が相い次いでいたため、警察が警戒していました。
巡回していた警察官が盗難に気づき、現場の状況をただちに鉄道当局に連絡しました。
現場近くを通る列車すべてを緊急停車させたという。

別の警察官が同日午前3時ごろ、廃品取引ステーションに大量の通信ケーブルを持参した容疑者の身柄を拘束しました。
「あわや大事故」だった鉄道路線は伝えられていません。
<サーチナ8月16日(火)14時2分配信より>

日本でも鉄道のレールが盗まれた事件がありましたが、あわや大事故になりかねない窃盗事件です。
単純に盗まれたケーブルの被害だけでは済まない、被害に遭ったことで二次的な被害をもたらす、人命を危険にさらす事故もあるということです。

そのような事故が想定される場合、それを防ぐための管理体制、防犯対策がどうだったかが問題になります。
こういったことは大抵事件が発生した後、問題になります。
それまでは多くの人が問題だとは考えていなかったことを問題として取り上げるのです。
個人情報が流出した事件等で、流出した企業が責められることが多々ありますが、事件発生までは問題が起こるとは考えていないということがほとんどです。

一般の住宅や店舗における窃盗被害も同様です。
まさか自分がそのような被害に遭うとは、被害者になるとは考えていないということだと思います。
そこから初めて問題に気付き、急いで対策を実施するということでは遅いと言えます。
もちろん無駄ではないでしょうが、被害に遭ってしまってからの対策では後手後手にまわっている感は否めません。
被害に遭う前に対策を行うことが効果的です。
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