防犯ブログ
- ひったくり
2011年09月28日
滋賀 ひったくりで95万円奪われる
20日午後4時35分ごろ、大津市一里山の路上で、歩いて帰宅途中だった同市内の無職女性(79)が、バイクに乗った男が背後から近づき、現金約95万円が入ったビニール製の手さげかばんをひったくられた。女性にけがはなかった。
県警大津署によると、男は灰色のヘルメットをかぶり、紺色のウインドブレーカー、黒色のズボンを着用していたという。同署は窃盗事件で捜査している。
<産経新聞9月21日(水)7時56分配信より>
手っ取り早く現金を手に入れられる犯罪手口としてひったくりが増えています。
被害者と直接対峙する訳ですから、顔を始めとする自分の身体的特徴を見られてしまう危険性があります。
しかし、ヘルメットをかぶり、犯行に使うバイクは盗難車もしくはナンバープレートを隠すなどすれば、有る程度のリスクは避けられると考えるのでしょう。
今回被害に遭ってしまった高齢者の女性は95万円もの現金が入った手さげかばんを盗まれてしまいました。
犯人がこのような大金がかばんの中に入っていたのかを知っていたかどうかは分かりません。
ただ、金融機関でお金を引き出した人の後をつけて、人目を避けてから犯行に及ぶという手口もあります。
金融機関内で直接犯行に及ばないのは、ほとんどの建物内が防犯カメラを完備しているからというのも理由の一つでしょう。
複数のカメラによって自分の犯行が映像として記録されてしまいます。
その場での犯行が成功したとしても、後に捕まるリスクが高いからでしょう。
その場を避け、一人になるチャンスを待ち、それから犯行の及ぼうということでしょう。
高齢者や女性ばかりを狙うひったくり犯もいます。
盗んだ後、追いかけられない、反撃されない、記憶力があいまい(高齢者の場合)など、犯罪者側にとって都合の良い条件が揃っているのでしょう。
対策としては、カバンを単に自転車のかごに入れない(ネットで防護する)、カバンの紐を体に巻いて簡単に奪われないようにする、道路側を歩かないようにするなどでしょうか。
ただ、奪われないことばかりに気をとられると、そのままバイクに引きずられたり、暴行を受ける危険性もありますので一概には言えません。
現金は出来るだけ持ち歩かないようにし、夜間一人で出歩かないようにするなど日頃から気をつけることが大切です。
犯罪別情報(ひったくり)