防犯ブログ
- 窃盗
2011年09月15日
熊本 JA支店長が勤務先から現金850万円盗む
熊本東署は7日、勤務先のJA熊本市画図支店から現金850万円を盗んだとして、熊本市麻生田、同支店長の男(55)を窃盗容疑で逮捕しました。容疑を認めているという。
容疑は2日午後4時~4日午後10時の間、同市画図町の同支店で金庫から850万円を盗んだとしています。
同署によると4日午後10時ごろ、侵入を知らせるシステムが作動したため、警備会社が責任者である男が立ち会いで支店内を確認。
金庫が開けっ放しの状態で850万円がなくなっていたという。
翌5日、男と連絡が取れなくなり、捜査員が7日午前、御船町内で本人を見つけ任意同行。
容疑を認めたため逮捕しました。
自宅などから現金の一部を押収し、動機などを追及しています。
JA熊本市では、別の職員が顧客の定期貯金約3000万円を着服し横領したとして6日逮捕されています。
村上一也組合長は「連続して不祥事が発生したことを厳粛に受け止め、役職員一同深く反省し、再発防止に努めます」とのコメントを出しました。
<毎日新聞9月9日(金)16時17分配信より>
JA熊本では、今回の窃盗事件とは別に3000万円の横領事件も発生しているということですが、よほど犯罪に甘いと思われているのでしょうか。
社内・外を問わず、ここは犯罪に対して甘い、と思われるのは危険です。
社外、つまり侵入者に対してはもちろんですが、中に居る者でさえそのように感じるというのは、そこにも問題があるということです。
ここは簡単に侵入できる、盗んでも見つからない、あとで騒がれない、など何らかの犯罪が起こっても、自らに危険を及ぶ可能性が低いということになると、悪いことを考えてしまう人が出てきてしまいます。
逆に、社内・外どちらにおいても、ここは犯罪を犯すのは難しい、仮に犯行に成功してもあとで自分がやったことが発覚するという場所であるならば、それは犯罪者が敬遠する場所、つまりターゲットにはならずに済むということになります。
そんな面倒な場所をあえて選ばずとも、もっと簡単に犯行できる場所がいくらでもあると考える犯罪者がほとんどです。
そう思わせるような対策の代表が、防犯システムと防犯カメラでしょう。
防犯システムが設置されていることが明らかであるのなら、センサーが働く(人感センサー、窓や扉の開閉を検知するセンサーなど)と、ベルやフラッシュライトが鳴動し、外部に知られてしまいます。
どんなに大きな音が鳴っても、周囲が無人で誰にも知られないという場所なら問題ありませんが、普通はそうではありません。
警報音が鳴ると、なんだ泥棒か、と人が出てくるでしょう、そうなると侵入はもちろんのこと、金品を盗むどころではありません。
防犯カメラに関しては、それ自体が音を鳴らすようなものではありませんが、じっと映像を記録しています。
(防犯カメラの設置場所にもよりますが)侵入者の犯行も一部始終を記録し、後に犯人特定につながる証拠となる可能性があります。
または、離れた場所で映像を監視しているかもしれません。
どちらにしても犯人にとってはやっかいな対策と言えます。
これらの効果的な対策をできれば、複数組み合わせることで、より犯罪が犯しにくい環境が出来上がります。
一つより二つ、二つより三つと導入することをお勧めいたします。
そうなると、何も対策していない家との比較が明らかです。
どちらか犯罪者に狙われやすいということも。
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