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2011年09月01日 韓国 「今日の運勢」見て幸運な日に泥棒

6月3日午後、ソウル中浪区(チュンラング)にある高層マンションの入口。
40代の男が片手にテニスラケット、別の手には大きなバッグを持っている姿を防犯カメラがとらえました。

この男は自分の家に戻り、机の上のカレンダーにマンションの号数とともに「大ヒット」と書き込みました。
盗んできたマンションの玄関の鍵には号数を書いた紙を貼り付けました。
また同じ家を狙うためだったようです。
この日、男が盗んだものはブランド品バッグ、金の指輪、カメラなどを含めて約475万ウォン(約34万円)分。
男はメモが証拠になるとは考えていなかったようです。

ソウル中浪警察署は、マンションや大型書店などで61回にわたり約2億7000万ウォン分の金品を盗んだ疑い(特定犯罪加重処罰法上常習窃盗)で、無職の男(42)を逮捕したと26日、明らかにしました。

男は6年間の自分の窃盗行為をカレンダーにそのまま書き残していました。
犯行の日時・場所を一つひとつメモし、盗む物が多いところは別に記録していたと、警察は説明しました。

警察は「男はカレンダーに一日の運勢を書いておき、運が良い日だけ犯行をしてきた。男は犯行を否定したが、'犯行日誌'の役割をしたカレンダーが核心証拠になった」と話しました。
<中央日報日本語版8月27日(土)13時50分配信より>

海外からのニュースです。
韓国の泥棒が自分の一日の運勢を見て、運が良い日だけ泥棒として活動していたという事件です。
カレンダーにその内容も記載していたのが証拠になったという間抜けな泥棒の話です。

しかし、61回に渡って犯行を行い、約2000万円相当稼いでいたという泥棒の犯行ですから笑うだけでは済みません。
成果が多かった家やマンションは、もう一度狙う為にマンションの号数を書いた紙を貼っていたということです。
同じところで何度も泥棒に入られるという話を聞くことがありますが、このように同じ泥棒に狙われるということもあるからでしょう。
普通は同じ家に2回目以降は警戒されるので避ける、と考えると思うのですが、1回味を占めると、その次もうまくいくと考えるのかもしれません。

最後は防犯カメラに映った映像が元で捕まってしまいましたが、窃盗カレンダーが無ければ、証拠がなく、犯人逮捕にはつながらなかった可能性もあります。
このような間抜けな泥棒ばかりではありません。
事前に下見を行い、防犯カメラや防犯システムが設置されていないところばかりを狙い、さらにインターホンや電話で家人の留守を確かめてから犯行を行うというプロの犯行も多数発生しています。

泥棒も役割分担を徹底する組織化、手口の凶悪化(荒々しい手口、強盗もいとわない)、巧妙化と様々な変化があります。
防犯対策もそれに応じて変化しなければ対応できません。
マンションの防犯対策

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