防犯ブログ
- 侵入手口
2011年10月19日
東京 無施錠の民家に忍び込み
無施錠の民家に忍び込み、現金9万9千円や貴金属などを盗んだとして、警視庁千住署は、窃盗などの疑いで東京都墨田区墨田、アルバイトの男(35)を逮捕しました。
同署によると、「開いている玄関の隙間からバッグが見え、盗みに入った。他の家でもやった」と供述。
自宅からは貴金属約200点がみつかっており、同署はほかにも被害があるとみて調べています。
逮捕容疑は、8月29日午後5時半~午後9時40分ごろ、足立区日の出町の自営業の男性(68)宅に、無施錠の玄関から侵入し、リビングのいすの上に置いていたバッグから現金9万9千円と指輪など7点(時価計約3万5千円相当)を盗んだとしています。
隣の部屋には、男性と妻がいましたが、盗難に気がつかなかったという。
同署によると、バックの中からなくなっていた名刺が近くに破り捨てられており、男の指紋が検出されたため、関与が浮上しました。
<産経新聞10月11日(火)13時11分配信より>
隣の部屋に人が居たとしても、無施錠の部屋があれば侵入され、金品が盗まれる可能性があるということがよく分かる事件です。
建物内に人が居る、というのは一昔前であれば、侵入者特に泥棒にとっては最も敬遠するポイントの一つでありました。
しかし、最近の手口をみますと、人が居ても居なくても侵入される場合があります。
深夜、もしくは明け方、全員が寝静まっている間に侵入し、金品を盗み出すという大胆な手口です。
または、高齢者宅や女性の一人暮らしを狙って、強盗覚悟の犯行も見られます。
今回の犯行も、もし犯人の指紋が検出されなければ、犯人特定にはつながらなかった可能性もあります。
男性の奥さんは、犯行には気付かなかったということですから、完全犯罪も可能だったということです。
それでは今回のように泥棒被害に遭わない為にはどうすればよかったのでしょうか。
最も効果的だと思われるのは、防犯対策を行うことです。
住宅で狙われる窓に対する対策です。
窓の開閉を検知するセンサー(マグネットセンサー)を取り付けたり、窓ガラス自体を壊されにくい材質に替えること、建物内部に侵入者を検知するセンサー(パッシブセンサー)を取り付けるなど様々です。
もし、費用面で余裕があるなら防犯カメラを設置する、目立つ威嚇機器を設置し、泥棒に狙わせないようにする。
もちろん防犯対策をしていたからと言って、泥棒の被害に100%遭わないかというとそうではありません。
完全な対策というものは存在しませんし、泥棒側がリスクを承知で犯行を犯せば、犯行を防ぐのはかなり難しいでしょう。
ただ、防犯対策をしている家とそうでない家、泥棒にとって好ましい(侵入しやすい)のはどちらでしょうか。
泥棒が目をつけるポイント