防犯ブログ
- 侵入手口(マンション)
2011年10月25日
宮城 ホステス宅狙いの空き巣被害多発
繁華街のクラブ、スナックなどで働く女性が外出中の深夜から未明を狙って女性宅に侵入し、現金などを盗んだとして、宮城県警捜査3課、仙台北、仙台中央署は5日、窃盗と住居侵入の疑いで、利府町神谷沢、自動車販売店従業員の男(39)と、その妻(34)の2容疑者を逮捕しました。
男は「自分1人でやった」と容疑を認め、妻は「近くにいたが、関わっていない」と否認しています。
県警によると、現場周辺では、昨年9月から仙台市青葉区の繁華街・国分町のクラブやスナックなどに勤める女性宅を中心に計30件、被害総額約4000万円の同じ手口による盗難被害があり、男は一部について関与を認める供述をしているという。
逮捕容疑は8月20日深夜から21日未明までの間、共謀して仙台市青葉区のマンションに住むホステスの女性(21)の部屋に侵入、現金2万円と商品券3枚(額面合計3000円)を盗んだとしています。
鍵はサムターン回しという手法で開けられていました。
現場は国分町など繁華街に近く、県警は2容疑者が、貴金属やブランド品などを多く持つホステスの女性を狙ったとみています。男は「マンションの明かりが消えて、外出するのを待って侵入した」と話しているという。
<産経新聞10月7日(金)15時6分配信より>
サムターン回し、施錠しかしていない家に対する侵入手口としては非常に有効です。
特殊な器具で外からサムターンを回し、玄関の扉を開けさえできれば、あとは家人が不在の場合、自由に犯行を行うことができます。
クラブやスナックなどで働く女性は、深夜から未明まで帰って来ません。
一人暮らしの場合が多く、現金やお客さんからもらった高額プレゼントなど貴金属類を置いていることが多いでしょう。
また、深夜の犯行ということで近所の人目に触れる可能性も低くなる、とまさに泥棒から見れば絶好のターゲットと言えます。
女性の一人暮らしで、防犯対策をしっかりしているところは少ないでしょう。
女性の一人暮らしならオートロックは必須、とうたっているマンションがありますが、オートロックだけでは防犯対策が充分とは言えないでしょう。
配達や作業員、他の住民と一緒に、などオートロックを攻略する方法はいくらでもあります。
もちろん全く意味がないとは言いませんが、防犯カメラなど他の防犯対策と併用するとより効果を発揮します。
現金は金融機関に預け、貴金属類も信用できる貸し金庫などを利用し、できるだけ自宅には金品を置いておかない方がよいでしょう。
自宅の金庫保管というのも、それだけでは防犯対策としては心もとない感じがします。(金庫ごと盗みだされる手口が多発しています)
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