防犯ブログ

  • 侵入手口(店舗)
2011年10月26日 車で時計店に突入 シャッター壊し侵入

15日午前3時15分ごろ、大阪市淀川区十三東の北村時計店から「車が店にぶつかってシャッターを壊され指輪を盗まれた」と110番がありました。
大阪府警淀川署員が駆け付けたところ、店内の指輪やネックレスなど計約30点(550万円相当)が無くなっていました。
同署が窃盗事件として捜査しています。

同署によると、店舗兼住宅の2階で寝ていた経営者の女性(79)と息子(51)が「ドン」という音で犯行に気付き、白いライトバンが走り去るのが目撃されているということです。
店は車の衝突でシャッターには人が通れるほどの隙間ができていました。
陳列ケースも割られ、主にダイヤの指輪がなくなっていたという。

現場は阪急十三駅から東に約300メートルの店舗や住宅が立ち並ぶ一角。
<産経新聞10月15日(土)12時32分配信より>

1階が時計店、2階が住宅の建物に、車で突入し、シャッターを破壊して建物内に侵入するという非常に荒々しい手口です。
シャッターには人が通れるほどの隙間ができていたということですから、相当のスピードで突入したようです。

それにしても上の階に人が居るにもかかわらず、そのような大胆な犯行を行うというのは恐ろしい話です。

被害金額を考えると宝石・貴金属類が30点、550万円相当が盗まれたということですから、それだけのリスクを犯しても、犯行を行う価値があるという考えでしょうか。

このように高級時計店、宝石貴金属店、ブランド店などに対しては、普通の侵入者対策だけでは犯行を抑えることができません。
自動車で突入していくる犯罪者を物理的に止めることは不可能に近いでしょう。
不可能でなくとも、破壊による相応の被害は止むを得ません。

それではどのような対策が効果的なのでしょうか。
通常は、警報ベルなど目立つ威嚇機器や防犯カメラを設置していれば、事前の下見の段階で、犯行対象から外れることが多いでしょう。
しかし、上記の店舗の場合、そのような対策がされていることは犯罪者側も知っています。
それ以上の対策が必要です。

侵入が防げないのであれば、侵入された後の対策が重要になります。
破壊されにくい陳列ケースへの保管し、商品を盗み出すことができなくする(または盗み出すのに手間と時間を掛けさせる)
霧を噴射し、視界を遮らせ、それ以上の犯行ができないようにする。
宝石貴金属店・ブランド品店の防犯対策

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