防犯ブログ

  • 侵入手口
2011年11月28日 茨城 つくばで空き巣狙い3件、半径1キロ圏内

16日夜、つくば市西平塚、無職女性(67)から「空き巣に入られた」と110番通報がありました。
女性は15日午後8時20分ごろ~16日午後7時30分ごろ、留守にしていましたが、自宅の1階の掃き出し窓が割られ、現金400万円と金貨や指輪など100万円相当が盗まれていました。

このほか、同市栗原、アルバイト男性(68)宅で指輪など60万円相当が盗まれ、近くの県職員男性(45)宅でも被害品はありませんでしたが、台所の窓の格子が外されていました。
3カ所の現場は半径約1キロ圏内。
窃盗事件として調べています。(つくば中央署調べ)
<産経新聞11月18日(金)7時55分配信より>

このように一般住宅で盗難事件が発生し、その被害金額を見ると、泥棒に狙われる訳が分かります。
普通の家に現金400万円と指輪など100万円相当が置いてあるのですから、それだけ価値があるということでしょう。
ましてや、内容を見ると、防犯対策の有無は分かりませんが、発生時刻も不明ですからおそらく施錠のみでしょう。

これだけ窃盗事件がニュースになっていても、自宅に大金を保管し、さらに施錠のみという家がとても多いのが現実です。
そんな大金を家に置いておくのは怖くないのでしょうか。
銀行も倒産する時代だから、怖くて預けられないという考えの人もいるかもしれませんが、少なくとも自宅よりは安全でしょう。
一つの金融機関で1千万円までは保障されるわけですから、悩むことなく預けることをお勧めします。

また、それだけのお金を持っているのなら、それを守るために費用を掛けるのも自然なことです。
防犯カメラ防犯システムなどを設置すれば、単純に他の家よりも狙われる可能性は低くなります。
防犯対策済みの家とそうでない家、どちらが泥棒にとって侵入しやすいか、狙いやすいかというのは明らかです。

防犯対策にお金を掛けることに抵抗がある気持ちも分かります。
お金を掛けたから、投資したからと言って、何か対価が得られる訳ではありません。
もちろん、防犯対策が有効に働き、泥棒を追っ払った、それがもとで捕まえられたという目に見える効果があれば別ですが、現実的にはそのような事例はまれです。

泥棒が事前に下見をし、その時点でこの家はやめておこうと侵入ターゲットから外れる、これは結果としては目には見えません。
これこそが防犯対策が有効に働いたという証拠なのですが、実際に目にすることが少ない分、実感としての効果が分かりにくいのでしょう。
一番良いのは設置した防犯システムが働かずに済むことでしょう。
それが一番です。

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