防犯ブログ

  • 自動車盗難
2011年12月07日 うちのオヤジはすごい、親子で自動車泥棒

親子で自動車を盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗の疑いで、住所不定、指定暴力団住吉会系組員の父親(44)と長男の通信制高校生の長男(18)を逮捕しました。
同課によると、父親は「盗みをしたが、息子は関係ない」と容疑を一部否認し、長男は「盗みをしたことは記憶にない」と容疑を否認しています。

同課によると、2人は無職の主犯格の男(53)=別の窃盗罪で起訴、公判中=と3人で、平成21年10月ごろから都内や神奈川県内などでトラックを狙って盗みを繰り返していたとみられ、被害は60件(被害額約1億4千万円)に上るという。
同課で裏付けを進めています。

逮捕容疑は昨年12月3日午前4時ごろ、神奈川県藤沢市の駐車場で乗用車(時価計約284万円)などを盗んだとしています。

同課によると、父親が自動車の鍵を開けて盗み、長男は見張り役でした。
父親は主犯格の男とともに今年6月に逮捕され、窃盗罪などで起訴されました。

主犯格の男は「長男が泥棒をする父親を見て、『うちのオヤジはすごい』と言っており、このままでは泥棒に染まってしまうと思い、立ち直ってほしかった」と、長男の関与を供述しました。
<産経新聞11月24日(木)12時29分配信より>

よく分からない犯人構成です。
53歳の主犯格の男・・・逮捕され、仲間の息子が、泥棒である父親をすごいと思っていることに息子の将来の案じ、息子の関与を供述。
44歳の父親・・・逮捕され、息子は関係ないと容疑を一部否認。
18歳の長男・・・逮捕され、容疑を否認。父親はすごいと思っている。

自分が主犯格にも関わらず、仲間の息子の将来を案じ、あえて息子の関与を供述したという事件です。
父親は息子は関係ない、と息子をかばっているようですし、息子は記憶にないと容疑を否認していますし、不思議な状態です。

はっきりしているのは3人が自動車泥棒
で、見張り役、実行役など役割分担し、犯行を繰り返していたということです。
親子で犯罪を繰り返すことが異常だというのが分かっていないのが不幸な点でしょう。
また、犯罪者である父親をすごいと感じている息子が相当病んでいることが分かります。
犯罪の悪循環を断たないと、この息子の子供たち、父親からすれば孫に当たる者たちも犯罪者への道をまっしぐらという未来が想像されます。

加盟企業専用ページはこちら