防犯ブログ
- 侵入手口(学校)
2011年12月16日
高校の女子更衣室から財布盗む 大学生逮捕
東京都江東区の都立城東高校に侵入し、女子更衣室から現金などを盗んだとして、警視庁城東署は、建造物侵入と窃盗の疑いで、東京都墨田区本所、日本大学3年の男(22)=建造物侵入の現行犯で逮捕、処分保留=を再逮捕しました。
同署によると、容疑を認め「野球が好きで練習を見に行ったが、女子更衣室を見つけて盗んでしまった」と供述しています。
再逮捕容疑は、11月20日午前10時5分~10時半、同校の女子更衣室に侵入し、女子生徒2人の現金約9千円などの入ったリュックサック1個と現金約1万8千円の入った財布などを盗んだとしています。
同署によると、女子更衣室の鍵はかかっていなかったという。
男は11月27日、同校に侵入したとして建造物侵入の現行犯で逮捕。
同署が自宅を家宅捜索したところ、盗まれたリュックサックなどが見つかりました。
同署によると、男は「他にも数件やった」と供述しており、同署は他にも被害がなかったか慎重に調べています。
<産経新聞12月13日(火)11時49分配信より>
日曜日の午前中に、野球観戦目的で来た高校の女子更衣室に侵入し、女子生徒の財布等を盗んだという男の事件です。
共学の高校で、日曜日は男子生徒が野球の試合や練習をしている間、高校は解放され、誰もが観戦する為に入ることが許されていたのでしょうか。
平日の午前中に男が女子更衣室付近にいたら、明らかに不審者、侵入者だと分かりますが、日曜日なら話は変わってきます。
曜日に関係なく、高校内を自由に出入りできるというのは少し危険かもしれないという考え方も必要です。
ふとしたきっかけで犯罪に走る者もいるでしょうし、明らかに悪意を持って侵入して来る者もいます。
生徒の安全のみならず、職員室内のパソコンや現金、生徒の着替えや貴重品、テレビや音響機器、薬品、美術品など学校が泥棒に狙われる理由は驚くほど多いのが現状です。
その割にはしっかりとした防犯対策、侵入者対策がとられていないところが多いのではないでしょうか。
小学生殺傷事件発生から、小学校では防犯カメラを始めとする防犯対策が県や市の予算をとって導入されました。
しかし、大きな事件が過ぎると、人の記憶も同様に、過ぎてしまい、過去の事件として徐々に記憶から薄れていきます。
どこかの市町村で、毎年の予算が出なくなり、警備員の常駐をやめるというニュースもありました。
防犯対策をしていたからといって、必ず被害に遭う訳ではありませんが、少しでも狙われる可能性を減らすための用心、日頃からの心構えは必要です。