防犯ブログ

  • 侵入手口
2012年01月10日 神戸 貴金属店に車が突っ込み2千万円相当奪われる

10日午前2時ごろ、神戸市中央区元町通4の貴金属店に車が突っ込み、乗っていた人物は他の車に乗って立ち去ったと、近所の男性から110番がありました。
店のシャッターが壊されて、腕時計など約100点(約2000万円相当)がなくなっており、兵庫県警生田署は窃盗事件として捜査しています。

同署によると、大阪ナンバーの乗用車がバックで店に突っ込んでいました。
防犯カメラには黒い上着に目出し帽姿の人物が映っていました。
目撃情報によると、数人が白と黒の車2台に乗って逃げたといい、同署が行方を追っています。

現場は神戸市中心部の元町商店街の一角。
<毎日新聞1月10日(火)10時57分配信より>

物理的にこのような侵入犯罪を防ぐことは不可能に近いと言えます。
突入してくる自動車を防ぐシャッターや扉、壁というものは普通の民間企業においては防犯対策としての導入はまずできないでしょう。
侵入を防ぐことができないとなると、あとは、それ以上犯行を継続させない、被害を最小限に抑える為の対策しかありません。

突入してくることによって建物、壁、シャッター、扉、窓が破壊されますが、その被害より大きな痛手となるのが、宝石・貴金属店の場合は、商品の盗難被害です。
数百万円から数千万円にも被害が及ぶことは珍しくありません。
最近は大阪での被害が目につきます。

建物や商品には保険を掛けるなどの対策もしているかもしれませんが、保険料の負担も少なくはないでしょう。
また、侵入者対策として、シャッターや防犯センサーの設置、防犯カメラによる映像の記録を併用して行っている店舗も多いようですが、このような自動車突入の手口に対してはあまり効果が出ていないようです。

侵入された後のことを考えましょう。
侵入後、泥棒がすることは金品を盗み出し、逃げ去ることです。
侵入と同じく逃げるのを捕まえることは難しいでしょうから、残るのは金品を盗み出させないようにすることです。

センサーが侵入を検知すると、人体には無害の霧を噴射し、部屋中に充満させます。
すると、侵入者の視覚を奪い、どこに何があるのかを正確に把握することができず、金品を盗み出すという行為自体ができなくなります。
人体には無害ですので、誤って噴射したことで目を痛めたりすることもありません。
システムの導入には相応のコストが掛かりますが、数千万円もの被害を出すことに比べれれば多くはないでしょう。
興味を持たれた宝石・貴金属店のオーナー様がいらっしゃれば一度ご検討下さい。

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