防犯ブログ
- 万引き
2012年01月31日
万引き犯の逃走車両に飛び乗る店員
29日午後5時ごろ、阿久根市赤瀬川の大型店「A-Zあくね」で、20代前後の男2人が店内で漫画18冊を盗み、店外に逃走した。それに気付いた女性店員(59)の機転で、男2人は身柄を確保されました。
阿久根署によると、男2人が軽自動車に乗って逃走しようとしたところ、店員はとっさに車のボンネットの上に飛び乗りました。
20~30メートル走ったところで振り落とされましたが、覚えていた車のナンバーを警察に通報。
店員は手や足に軽いけがを負ったという。
軽乗用車は約3キロ先でパトカーが発見しました。
同署は男2人から事情を聴いており、容疑が固まり次第逮捕する方針。
<毎日新聞1月30日(月)14時49分配信より>
とても勇敢ですが、一歩間違えれば非常に危険な行動です。
漫画18冊を盗み、店外に逃走した男2人を追いかけ、その車のボンネットの上に飛び乗った女性店員の行動です。
20~30メートル走ったところで振り落とされ、軽傷で済んだということですが、最悪の場合はそのまま車にひかれたり、どこかにぶつかり大けがをする可能性もありました。
逃げられたものの車のナンバーを覚えていたため、それがもとで犯人逮捕につながったのですから、結果的には大成功でした。
しかし、このように人間が体を張って犯人逮捕、逃走車両のナンバーを調べる必要はありません。
例えば店内に防犯カメラが設置され、映像を記録していれば、犯人の映像が苦労せずに手に入ります。
人間の代わりを防犯カメラがしてくれるという訳です。
防犯システムや防犯カメラを設置するのは、人間がすることを機械で代用しているとも言えます。
多くの人間が常に目を光らせ、不審者がいないか24時間監視・観察していれば、それは非常に犯罪が起こしにくい、犯罪者が敬遠する環境と言えます。
しかし、それを現実的に行うとなると、人件費は莫大なものとなります。
また、人間ですから、疲れや集中力の欠如などの隙が生じる可能性もあります。
犯罪者にその隙を突かれて犯行を行われてしまえば、対策としては効果が発揮できなくなります。
防犯カメラなどの機械だと、そのような疲労や集中力の欠如などの心配はありません。
もちろん、配線を切られたり、停電時、誤作動などの問題も考えられますが、人と比べるとより正確な働きをするのではないでしょうか。
初期導入費用は掛かりますが、継続して使用すれば、長期的にはお得です。
また、人と機械どちらかに限定するのではなく、両方を巧く併用すれば、非常に効果が期待できます。