防犯ブログ

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2012年04月10日 茨城 水戸の寺から1600万円相当盗まれる

水戸市の寺で、住職(53)の自宅を兼ねた事務所から現金やネックレスなど合わせて1600万円相当が盗まれました。

8日午後11時前、水戸市の「神崎寺」で異常を知らせる警報ブザーが鳴りました。
警察官が駆けつけると、住職の自宅を兼ねた寺の事務所の窓ガラスが割られていて、現金約1100万円とネックレスなどの貴金属約20点、500万円相当が盗まれているのが分かりました。

警察によりますと、現金はアルミ製の缶に入った状態で押し入れの中に置かれていました。
住職と妻は当時、外出中だったということです。
玄関や窓はすべて鍵がかけられていて、警察は窃盗事件として調べています。
<テレビ朝日系(ANN) 4月9日(月)14時30分配信より>

寺の押し入れの中に置いていた現金1100万円と貴金属500万円相当が盗まれるという事件です。
神社仏閣で、仏像が盗まれず、現金や金品だけが盗まれるのは珍しいように思います。
寺にもよるでしょうが、大きな寺だと1100万円もの現金を置いていることもあるのでしょうか。

警備会社を通じて110番通報したということですから、防犯システムは設置されていたようですが、それにしても1100万円という大金を置いておくのはあまりにも危険です。

個人的な見解かもしれませんが、自宅に大金を保管するメリットを感じません。
いつでも大金が必要になった時に使用できるからでしょうか?
それとも金融機関が信用できない?倒産した時の危険性を考えてでしょうか?
当座口座のように無利息で預け入れすれば全額補償される方法もありますし、なにより、泥棒に入られる確率と金融機関が倒産する確率は、前者の方が高いと思われます。

防犯対策は、泥棒などの犯罪者から犯罪に遭う危険性を減らしてくれます。
防犯対策がされていれば、それだけ犯行の成功率が低くなり、自分(犯罪者)が捕まる危険性が高まりますから、犯罪者は敬遠します。
外から見て、明らかに防犯システム防犯カメラがついていれば、事前の下見段階で(一般的には事前に下見を行うと言われてい案す)、ターゲットから外れることが多いでしょう。
効果があることは間違いありませんが、100%ではありません。
その防犯対策に、財産の運命を全て委ねるのはどうなのでしょうか?

最近のニュースで、自宅から大金(金庫保管も含めて)が盗まれる事件をよく目にします。
事務所や店舗などでの防犯対策はかなり進んでいます。
警備会社のシステムも含めて、かなり導入されています。
犯罪者はそのような情報を良く知っていますから、今度は一般住宅にターゲットを絞りつつあるのかもしれません。

もし、この記事を見た方で、自宅に数百万円以上の大金を置いている方は、防犯対策の有無に関わらず、すぐに金融機関等へ預け入れされることをお勧めいたします。

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