防犯ブログ

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2012年04月27日 群馬 資源ゴミ泥棒 回収業者の犯行

館林署は26日、窃盗の現行犯で、板倉町除川、再生資源回収業の男(29)▽妻の再生資源回収業手伝いの女(43)▽みどり市笠懸町西鹿田、廃品回収業の男の3容疑者を逮捕しました。

同署によると、3人は26日午前9時50分ごろ、板倉町資源化センター(板倉町板倉)から資源ゴミ約310キロ(計約6千円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
男(29)容疑者以外の2人は容疑を認めています。
同センターでは前日にも資源ゴミが約150キロ盗まれています。
同署で関連を調べています。
<産経新聞 4月27日(金)7時55分配信より>

資源ゴミの回収業者が回収場所に置いてあるゴミを勝手に盗むというニュースがありましたが、今回の事件では、資源化センターに侵入して、そこで処理する予定の資源ゴミを盗むというさらに直接的な手口です。
こそこそ回収場所から少しずつのゴミを盗むより、もっと大量に置いてある、本家に盗みに入る方が効率的で、得られる成果も大きいと考えたのでしょうか。

ゴミ処理場は、捨てられた、価値がないと思われているゴミを処理する場所ですから、防犯カメラなどの防犯対策が導入されているところも少ないでしょう。
お金を掛けて防犯対策を行うのも抵抗があるのかもしれません。

ゴミを欲しがる業者がいるのであれば、ゴミの処理自体を全て任せればいい、という考え方もあるかもしれませんが、色々と問題も考えられます。
全てのゴミが欲しい訳ではなく、その中でも自分にとって価値があると思われるゴミだけを欲する者もいるでしょう。
回収し、保管し、処理するという流れになりますが、果たして最後まで責任を持って行なわれるでしょうか。
ゴミの内容によっては、法律で処理方法が決められているものや、燃やせない、そのままでは埋められないものもあるでしょう。
やはり、市町村から委託された、資格・技術を有している業者でないと安心して任せられません。

ゴミ泥棒、一見すると、物好きな犯行だなぁという笑い話のようですが、深く考えると難しい問題です。

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