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2012年05月16日 客引き装い居酒屋侵入 窃盗繰り返す

客引きを装ってキャバクラや居酒屋に侵入し、現金などの盗みを繰り返していたとみられる男が警視庁に逮捕されました。

窃盗などの疑いで逮捕されたのは、無職の男(47)で、今年1月と3月、渋谷区内の居酒屋とキャバクラに侵入し、レジや従業員の財布からあわせて現金およそ19万円を盗んだ疑いなどがもたれています。

警視庁によりますと、男はトランシーバーなどを持って客引きを装い、閉店直後の居酒屋やキャバクラに侵入し盗みを繰り返していたとみられ、これまでに東京や神奈川などで50件以上犯行を繰り返していたということです。

男は取り調べに対し、容疑を認めているということです。
<TBS系(JNN) 5月15日(火)16時19分配信より>

居酒屋、店内に出入りする従業員とお客さんの区別は難しいのでしょうか。
周囲も相当騒いでいる(盛り上がっている)でしょうし、お客さんの中には酔っている人もたくさんいます。
さらに店内が注文と料理の手配で忙しくなれば、誰が誰だか分からない状況になるのも仕方がありません。
そんな混乱に乗じて侵入窃盗を行なおうと泥棒が考えるのも分かります。

その居酒屋に客引きの店員がいるかは事前に見ればすぐに分かります。
特に制服等もなければ、あとはトランシーバーを持って、店内に入り込めば分からないでしょう。
店内の従業員用の休憩室やロッカーなどは、休憩時間以外はほぼ無人です。
そこに侵入さえできれば、あとの犯行は容易に行うことができます。

特に店舗の規模が大きく、従業員が多い場合、または従業員の入れ替わりが激しく、アルバイト店員が多い場合など、誰が誰かを正確に把握している人は限られます。
そういう人ほど忙しいですから、いちいち店内への出入を見張っている訳にはいきません。
人の目には限界があります。
それを補うのが防犯カメラによる映像の監視です。

万が一、泥棒の犯行を許してしまった場合でも、その犯行の一部、もしくは泥棒の映像が映っている可能性もあります。
それがもとで犯人逮捕につながることもあるでしょう。
また、防犯カメラがついているだけで、泥棒が躊躇し、その場での犯行をあきらめ、別の対象を探すというケースもあるでしょう。

別の防犯対策としては、関係者以外入室禁止の場所をセンサーで守り、警戒を解除せずに入室した場合は警報音で知らせるシステム。
また、入退出の履歴を記録するドアシステム、専用のカードがなければ施解錠できませんから、防犯対策効果は大きいと思われます。
これらの対策を併用して行い、泥棒から見て犯行が行いにくいと思わせる環境を作り上げなければなりません。

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