防犯ブログ

  • 侵入手口(学校)
2012年05月22日 滋賀 高校の倉庫から野球用具盗まれる

20日午前6時40分ごろ、近江八幡市桜宮町の県立八幡商業高校で、野球用具倉庫から捕手用のプロテクター、レガーズ計5点(約7万5千円相当)がなくなっているのに野球部の女子マネジャーが気付き、同校教諭が県警近江八幡署に通報しました。
同署が窃盗事件で捜査しています。

近江八幡署によると、倉庫は施錠していましたが、発見時は鍵が開けられ、ドアが開いたままだったという。
<産経新聞 5月21日(月)7時55分配信より>

過去に兵庫県の高校でも野球用具が盗まれる事件がありましたが、中古の野球用具に需要があるのでしょうか。
他の高校で使うのか、例えば、甲子園に出場するような有名校なら、未来のプロ野球選手が使用した道具として、マニアの間では価値が高いのかもしれません。

高校の倉庫というと、せいぜい鍵が掛かっている程度の防犯対策でしょう。
門を超えれば敷地内に簡単に侵入できそうですから、泥棒から見れば容易に犯行が行えます。

学校では様々な犯罪が想定されます。
いたずらで窓を割ったり、放火も考えられます。
他には、試験問題や解答、名簿などを盗もうとする者や、教師・生徒の私物(財布やノートパソコン、携帯電話、着替えなど)も盗まれる対象です。
他にも音響の機械や楽器、美術品なども置いている学校があります。
保健室や理科室には医療薬品や化学薬品も置いています。
悪用される危険性もあります。

そして最も心配なのが、生徒自身が危険にさらされることです。
突然、暴漢が刃物を持って学校に侵入し、生徒を傷つける。
アメリカのような銃乱射事件が起こる可能性は低いと思いますが、何らかの刃物を持っての侵入は充分考えられますし、実際に起こっています。

そのような事件が起こった時には、世間の注目を集め、再発防止策を含めた対策をどうするかが話し合われますが、残念なことに、数年も経てば、過去の事として多くの人が忘れてしまいます。
そして忘れたころに、再び恐ろしい事件が起こってしまう、そういう繰り返しが続いているような気がします。
対策を行う、講じるというのは努力が必要です。

誰かが勝手に、自動的に行い、それをただで続けてくれるわけではありません。
お金も時間も手間もかかるものです。
過去を忘れることなく、そして、そのような事件が再び起こらぬように対策を講じ、悲劇を防ぐ努力をしなければなりません。

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