防犯ブログ

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2012年06月06日 韓国 宝石店でわずか25秒の犯行

閉店後のソウル市内の宝石店。
入り口の強化ガラスを金槌で乱暴に打ち破り、男が侵入します。
続けざまにショーケースをたたき割ると、指輪やネックレスなどを素早く袋に入れて逃げていきます。
犯行にかかった時間は、わずか25秒。
今年2月以降、ソウル市内の宝石店など26軒で窃盗を繰り返していた29歳の男2人が逮捕されました。

1人が外で見張りをしている間にもう1人がかなづちを使って宝石などを盗み出すという手口で、これまでに合わせて800万円相当の宝石や現金を盗んだ疑いがもたれています。

高校の同級生だという2人は、さらに21件の犯行を自供しているということです。
<TBS系(JNN) 6月5日(火)18時55分配信より>

日本でもこれに近い犯行が行われています。
特に宝石・貴金属店では、他の業種などに比べて、より荒々しく、より短時間化の犯行手口が目立ちます。
わずか25秒という犯行ですから、たとえ警報ベルが鳴り響こうとも、防犯カメラで映像を記録していても、そんな障害はあらかじめ分かっているのでしょう。

物理的な防御方法、つまり、簡単には建物内に侵入できないような材質の扉や壁に替える、破壊されにくく商品が簡単には取り出せないようなショーケースへの保管等、大掛かりなハード面での対策が考えられます。

または、侵入者を検知したら霧を噴射し、視界を遮り、それ以上の犯行を継続させないフォグガードのようなシステム、犯罪者が想定していない特殊な対策によって、侵入者が短時間で犯行を済ませないように、遅らせる、手間を掛けさせる対策が効果的だと思われます。

バールや金槌だけでなく、自動車、トラック何でも使って侵入、というより突入してくる手口もあります。
これを物理的に防ぐことはほぼ不可能と言えるでしょう。
力には力で対抗しても、こちら側(被害者側)の方が分が悪く、結果的に損害も大きくなります。
(盗難被害はなくとも、扉、シャッター、壁などが破壊されることには変わりません)
力に対しては、頭を使って対抗するしかありません。

侵入者はその場での侵入に成功しなければ、捕まらない限り、別のターゲットを探せばいいわけですから、何度でも繰り返し行うことができます。
被害者としては、仮に侵入を防げたとしても、何らかの損害を被ることが多いのです。
受け身な分、かなり不利な立場にあります。
この辺りも踏まえた上での防犯対策を考えるべきでしょう。

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