防犯ブログ

  • すり
2012年06月25日 85歳の女スリ逮捕 ジャムをつけてその隙に・・・

戸部署は21日、住所不定、無職の女(85)を窃盗容疑で現行犯逮捕しました。

逮捕容疑は同日午前11時25分ごろ、横浜市西区南幸1のザ・ダイヤモンド地下街通路で、通行人の無職女性(78)の帽子にジャムをつけ、女性が汚れをふいている間にショルダーバッグから現金約7万円が入った財布を盗んだとしています。

同署によると、女は女性に背後から近づき帽子にブルーベリーのジャムをつけた後、「帽子が汚れている」と話しかけたという。
帽子をふいているすきに女性が肩に提げていバッグのファスナーを開け、財布を取り出しました。

今月に入り、近くで同様の被害が3件発生しており、警戒中の署員が取り押さえました。

女は「お金がなかった。ほかにも何件かやった」と容疑を認めているという。
<毎日新聞 6月22日(金)13時3分配信より>

85歳の女スリにびっくりです!
泥棒でなければ元気なおばあちゃんと親しみがわくのですが、スリはいけません。
相手の帽子にジャムをつけ、その隙に財布を盗もうとするとは手口も非常に巧みです。
最近でも中国か韓国で発生した同じような手口がニュースで紹介されていましたが、まさかそれを取り入れての犯行でしょうか。

それにしても85歳の女性が泥棒とは誰も想像しません。
ジャムがついていますよ、と言われれば何も怪しむことなく、汚れの方をまず確認するでしょう。
この女性の普段の生活や貧窮状況は不明ですが、もし犯罪を行わなければ1人で生活できないということであれば、それも大きな問題です。(窃盗とは別の社会的な問題でしょうか)

人を疑うことを常とする必要はないかもしれませんが、混雑時、ラッシュアワー時、逆に閑散とした状況や暗がりの一人歩きなど状況に応じて警戒しなければならないことがあります。
いつでもどこでも安全、安心と考えていては、犯罪者の格好のターゲットになりうる場合があります。

どこでも防犯カメラが設置され、常に監視されているイギリスのような防犯カメラ天国であれば話は別ですが、日本だとそのような場所はまだ少ないです。
そうなると自分の身は自分で何とかしなければなりません。
犯罪被害にできるだけ遭わない努力が必要です。

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