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2012年07月23日 滋賀 観賞用カブトムシ約100匹盗まれる

滋賀・草津市追分町の市立ロクハ公園内で21日、園内にあるカブトムシの観察用の小屋から、カブトムシ約100匹が盗まれているのが見つかり、警察は窃盗事件として捜査しています。

警察などによると、21日朝、公園職員が見回りに来たところ、小屋のネットが破られ、飼育していたカブトムシ97匹とコクワガタ3匹が盗まれていたという。
この小屋は、子供たちにカブトムシと触れ合ってもらおうと、毎年夏に一般開放しているもので、今年は21日がオープンの予定でした。

この小屋では、9日にも同様の手口でコクワガタ2匹が盗まれていて、警察は同一犯の可能性もあるとみて調べています。
<日本テレビ系(NNN) 7月21日(土)20時53分配信より>

被害総額は約2万4千円ということですからカブトムシ1匹辺り250円程です。
オス、メスの違い、クワガタの種類によって大きく金額も異なります。
一昔前、オオクワガタの中で大型のものが一匹100万円で売買されると大きな話題になったことがありました。
私も転売目的ではなく、個人的に欲しい、オオクワガタ格好いいという思いから、田舎で虫捕りに励んだ記憶があります。
今は、自分で育てる人も増え、ペットショップなどでも売買されていることから価格も安定しているようです。

ただクワガタの成虫の寿命は1~2年ということですから、一夏で死んでしまうことが多いでしょう。
ずっと飼い続けることは出来ませんから瞬間的な価値でしか計ることはできません。
それでも欲しいという者が大人から子供までいるということです。(ほとんどが男性でしょう)

今回被害に遭った公園では、飼育していたカブトムシとクワガタが計100匹盗まれました。
おそらく転売目的でしょう。(子供が自分用に盗んだとは思えません)
子供たちの為に観賞用として一般開放していたものですから、せっかくの善意を悪用した犯罪と言えるでしょう。
公園側としては何らかの再発防止策、防犯対策をとらざるを得ません。

防犯カメラの設置や、一般開放を取りやめるということも考えられます。
費用を掛けての対策(防犯カメラや侵入警戒センサーの設置)ができないとなると、開放の取りやめ、飼育の中止という事態も考えられます。
影響を考えると、個人的な欲望だけでは済みません。
単なるカブトムシ泥棒、犯罪者にとっては、とるに足りない一つの事件ですが、被害者とその周囲の人にとっては大きな影響を受けることがあります。
万が一の犯罪被害に対して、様々な角度から事前の防犯対策を講じることが必要です。

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