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2012年07月04日
犯罪多発高校 窃盗・置引き 2年半で29人
県監査委員は2日、県の出先機関を対象に実施した定期監査で、県東部にある県立高校の生徒多数が窃盗(万引など)を複数回にわたり働いていたことが分かったと発表しました。
監査は5月23日と6月12日に実施。
この中で県東部の県立高校からの報告で平成21年12月から今年1月までの間、コンビニエンスストアなどで生徒延べ29人が窃盗事件を相次いで起こしていたことが判明しました。
事件は1月に1年生の男子生徒がコンビニでチョコレート5個を万引したのをはじめ、同月に2年生の男子生徒5人が、別の生徒が教室内に置き忘れた現金4万3千円入りの財布を盗んで山分けしたり、ディスカウントショップやコンビニなどで7件の窃盗事件を起こしていました。
県監査委員では生徒らが起こした窃盗事件が組織的に行われたものかなどについては判明していないとしています。
県監査委員では同校に対し、3カ月以内の改善措置を求めていますが、同校が再発防止に取り組んでいることや在校生に対する社会的影響を考慮し、校名は非公表としました。
<産経新聞 7月3日(火)7時55分配信より>
犯罪が多発している荒れている高校の話とは限りません。
一見まじめそうな普通の生徒が、親の気を引こうとしたり、受験のストレスなどから万引きなどの犯罪を行う場合があります。
犯罪というものがよく分かっていない、理解できていないのかもしれません。
悪いこと、してはいけないこと、そしてなぜ悪いのか、なぜしてはいけないのかということを、親や教師がきちんと教えられていないのでしょうか。
自分がされて嫌なことは人にはしない、というのは考え方の基本だと思うのですが、そういうことも子供には教えないのでしょうか。
嫌なことでも我慢して行なわなければならない時がいつかきます。
未成年、学生の時は許されることも、社会に出て、給料をもらうようになれば全く話は違ってきます。
お金を払って勉強している学生と、お金をもらって働く社会人とでは明確に線が引かれます。
考え方や環境も180度変わるでしょうし、取引先、顧客との関係、社内での序列など様々なルールや決まりごとなどに基づいて行動しなければいけません。
それに従わない者、従えない者は会社にとって不要、つまり解雇されてしまいます。
国語や数学などの勉強としての知識だけでなく、社会的な常識も学校では教えてほしいものです。
そうでなければ、学校では教えてくれないルールや決まりごとをいきなり社会で実践しなければいけなくなります。
こんなこと、学校では全く教えてくれなかったなあ、と感じることが社会人1年目の時は多々ありました。
犯罪に関しても同様です。
普段、自分とは関係のない問題と感じている人がいるのでしょう。
もっと身近な問題として捉え、いつ自分や家族、身近な人に降りかかるかもしれない問題として考えるべきです。
そうでないと、いざ被害に遭ってしまった時にその被害内容に驚き、困ることでしょう。