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2012年07月19日 カメラ付きインターホンを粘着テープで無効化 名古屋などで300件

録画機能を備えたカメラ付きインターホンをテープでふさいだ後、民家に侵入する手口の空き巣を調べていた愛知県警は、窃盗や住居侵入などの疑いで、男(21)ら男三人を逮捕しました。
捜査関係者が明らかにしました。
昨年冬から名古屋市内や尾張地方などで同様の手口の空き巣が約三百件発生しており、関連を調べます。

捜査関係者によりますと、今年五月、名古屋市内の民家に侵入し、現金を盗んだとされます。
二人が実行犯で、一人は見張り役でした。
三人は盗難車を使って市民の民家などを物色していたという。

県警への取材では、民家のカメラ付きインターホンに粘着テープを貼って呼び鈴を鳴らし、住人の不在を確認した上で、室内に侵入していました。録画機能のあるインターホンの設置が増えており、映像が証拠になるのを防ぐためとみられます。

県警は五月、名古屋市緑区の被害現場近くで、盗難車に偽造ナンバーを付けて運転していたとして、道路運送車両法違反(偽造ナンバー使用)の疑いで男を現行犯逮捕し、空き巣への関与や共犯者などを調べていました。
<2012年7月14日 中日新聞より>

一般的なカメラ付きインターホンは、おそらくカメラ一台分の機能しかないでしょう。それを自分の映像が映らないように、ふさいでしまえば無効化できてしまいます。
単なる訪問者の映像確認だけしかできないのならば、無人時には効果がありません。(録画機能が無い)

今回の侵入手口も、まず粘着テープをインターホンに貼り、呼び鈴(チャイム)を鳴らし、住人の不在を確認した上で室内に侵入するという計算されたものでした。
さらに実行犯と見張り役に分担しての犯行でした。
同一犯かどうかは不明ですが、三百件もの犯行が行われたというのは、よほど効率よく成功していたのでしょう。

防犯カメラには必ず死角があります。
この角度からでは映らないなど、現場の状況、明るさ、光の加減、カメラの機能や角度の問題で色々と変化します。
防犯カメラがある、という抑止効果を期待するだけならいいですが、どこにでも設置すればよいというものでもありません。

一台より二台、二台より三台と、より多くの防犯カメラを設置した方が良い(一台目には映っていなかったけど、二台目には映っていたなど)ですし、あとはできるだけ死角を少なくより効果的にそれぞれが働く、補完し合うように設置することも必要です。
それぞれのカメラがその機能を最大限に働くように設置し、運用することが望ましいでしょう。
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