防犯ブログ
- 万引き
2012年08月30日
少年3人組 センサーが反応しない手作りバッグで万引き繰り返す
万引き防止センサーが反応しない特殊な加工を施したバッグを使って万引きをしたとして、警視庁は29日、埼玉県草加市、無職の男(24)と、同県在住の17~18歳の無職少年2人を窃盗容疑で逮捕したと発表しました。
同庁幹部によると、3人は6月19日午後、東京都葛飾区亀有の「TSUTAYA亀有店」で、新品のDVD4枚(販売価格計約1万5000円)を万引きした疑い。
男は容疑を否認し、少年2人は「ゲームで遊ぶ金がほしかった」と容疑を認めています。
3人は、インターネットの情報を参考に、万引き防止センサーに反応しないバッグを手作りし、万引きを繰り返していたという。
3人は、盗んだDVDを中古DVD販売店に転売していたといい、同庁は同店についても、盗品と気付きながら買い取っていた疑いがあるとみて調べています。
<読売新聞 8月30日(木)8時53分配信より>
一つの対策に頼る、依存するのではなく、可能であれば複数の防犯対策を組み合わせ、より犯罪を犯しにくい環境をつくることが効果的です。
一つの対策だけでは、もしそれが破られてしまえば、あとは自由に犯行ができてしまう、という状態になってしまい危険です。
○○があるから大丈夫、安心だというのは、気持ちとしては分かるのですが、実際に発生している犯罪の手口をみますと、それだけで安心はできません。
今回の万引き犯も、万引き防止センサーが反応しないバッグを手作りし、万引きを繰り返していました。
もし店側が、万引き防止機がついているから大丈夫、それが反応しなければ、不審者がいても気にしないなどと油断していれば大変です。
現場の状況は分かりませんが、さらに防犯カメラが設置されているなどすれば、万引き犯にしてみれば、万引き防止機は無効化できても、次に防犯カメラがあるとなり、より犯行が難しくなります。
このような手間等を泥棒は嫌がります。
これが防犯対策の効果の一つでもあります。
また、盗んだ商品は中古DVD販売店に転売していたということですから、もし盗品と気付きながら買い取っていたのであれば、それも大きな問題です。
商品を盗んでも、それが転売しにくい、転売しようとしたら犯行が発覚するような仕組み、流れが確立すれば、その犯罪が行いにくくなるでしょう。