防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2012年08月17日
洋菓子店シャトレーゼで5月から窃盗15件発生
全国に約450店舗を展開する洋菓子店「シャトレーゼ」で、5月から、現金の窃盗事件が大阪府を中心に15件相次いでいることがわかりました。
5月、大阪・大阪狭山市にあるシャトレーゼの販売店の事務所に、夜中、何者かが押し入り、店内にあった現金と、客の個人情報が書かれた入会申込書を盗みました。
7月には大阪・茨木市の販売店で二十数万円が盗まれ、今月に入ってからも大阪府と京都府、兵庫県の計13店舗で未遂も含めて同様の被害が相次いでいます。
一晩で約100万円を盗まれた店もあるという。
捜査関係者によると、防犯カメラの映像などから、目出し帽をかぶった4~5人が事務所のドアをこじ開けて侵入し、金庫ごと現金を盗む手口が目立つという。
警察は、連続窃盗事件として捜査を進めています。
<日本テレビ系(NNN) 8月16日(木)12時36分配信より>
シャトレーゼは京都でも馴染みのある洋菓子店です。
全国展開している450店のうち、未遂も含めて15件も窃盗事件が発生しているということです。
単なる偶然にしては多すぎる件数です。
同一犯かは不明ですが、チェーン店であれば、営業時間、店内のレイアウトや防犯対策の内容、金庫の保管場所など共通する点も多いのでしょう。
意図的に同じチェーン店ばかりを狙った可能性もあります。
一つの店舗への侵入に成功すれば、別の店舗への侵入も容易に行えると考えたのかもしれません。
牛丼チェーン店のすき家で強盗事件が多発していたのも、それぞれの店舗の現金管理方法や店員の勤務体制、店内のつくりなど、共通する点が多く、それが狙われる原因でもあったのでしょう。
チェーン店の場合、複数の店舗で、様々な点が共通しているのも消費者の利点というか、選ばれるポイントの一つだと思いますが、そこを逆用するというか、狙われるポイントになる可能性もあります。
それぞれ別の防犯対策を実施するのが難しいのであれば、より強力な防犯対策を講じるのか、社内の管理体制、社員教育を徹底するなど、チェーン店ならではの強みを活かすべきです。
あのチェーン店は防犯対策がしっかりしているから狙いにくい、と犯罪者が感じるぐらいにならなければ危険です。
そう思わせるための事前の防犯対策です。