防犯ブログ

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2012年09月18日 親子で泥棒行脚 父が携帯で指示、息子が実行役

沖縄県警は13日、沖縄市の自営業の男(35)と、息子で左官見習いの少年(15)を窃盗などの疑いで逮捕したと発表しました。

昨年6月~今年7月、県内7市町村で空き巣など31件の盗みを繰り返し、現金約197万円と指輪や高級腕時計など385点(時価総額3734万円)を盗んだことを確認したとしています。

発表によると、父親が高級車が止まっている住宅に目を付け、留守を確認したうえで携帯電話で息子に指示。
無施錠の裏口などから侵入させていました。

調べに対し、父親は「生活が苦しかった。自分は年齢や体力的に厳しい。子どもなら怪しまれないと考えた」、息子も「困っている父親を見て、やらなければと思った」などと供述しているという。
<読売新聞 9月14日(金)21時50分配信より>

親子で泥棒行脚し約一年間で31件の盗みを繰り返していたという事件です。
父がターゲットを見つけ、携帯電話で息子に指示して侵入させるという手口です。
体力があり、若い15歳の息子の方が実行犯としては適しているということでしょう。
確かに中学生を泥棒とは普通判断しませんから、父が考える怪しまれないだろうという考えも当ってそうです。

泥棒としてはうまくいっていたかもしれませんが、親子関係としてはどうだったのでしょう。
侵入と盗みを指示する父、息子としては複雑な心境だったでしょう。
一時的に4000万円近い金品を手にすることはできましたが、確実に父としての威厳は失われたでしょう。
生活の為だったと言われれば多少同情はしますが、もっと可哀想なのは何の罪もない被害者の方達です。

見知らぬ親子に家の中に侵入され、現金や宝石貴金属類を盗まれました。
おそらく侵入する過程で、扉や窓、シャッターなどが壊され、家の中が荒らされたところもあるでしょう。
犯罪被害に遭うということは、ある日突然そうなり、結果としては無慈悲なことが多いと言えます。

泥棒に入られたけど、何も盗られず、何も壊されなかったという被害もあるでしょうが、本当に稀なケースです。
一般的には、侵入時に扉や窓が壊され、土足で侵入され、金品を捜すために部屋の中が荒らされます。
現金や通帳、カード、宝石、時計などは盗まれ、最悪の場合は、証拠隠滅の為に泥棒に放火されることもあります。

無施錠ということが分かっていれば、それを利用して泥棒は侵入します。
その場合、金品が盗まれるだけの被害で済むこともあるでしょう。
ただ、無施錠ほど危険な状態はありません。
誰もが自由に出入りできてしまうのですから。
地方や田舎だとまだまだこのような家が多いのも事実です。

泥棒にとっては夢のような環境でしょう。
それを簡単に許してはいけません。

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