防犯ブログ

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2012年10月30日 80歳と72歳のスリ姉妹逮捕 姉はスリ歴65年?

改装オープンしたばかりの阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)でスリをしたとして、大阪府警は29日、住所不詳の姉(80)とその妹(72)=京都府八幡市=の姉妹を窃盗容疑で現行犯逮捕し、送検したと発表しました。
姉は否認し、妹は認めているという。

府警によると、姉は1947年から、妹は61年からスリ行為をしていたことが確認されており、捜査員には大阪、京都のデパ地下で活動する「姉妹」として知られていました。

逮捕容疑は、26日午後3時50分ごろ、阪急うめだ本店地下1階の食料品売り場で、女性(63)の手提げかばんから現金約7千円入りの財布を抜き取った疑い。
妹が盗み、姉は見張り役でした。
捜査3課でスリ捜査を担うベテランの女性捜査員2人が発見したという。
<朝日新聞デジタル 10月29日(月)20時8分配信より>

姉のスリ歴65年というのは驚きです。
犯罪でなければ人間国宝と呼ばれてもおかしくない継続度です。
それだけ捕まらずに続けることができたということは、熟練を超えた神業のような手口なのでしょうか。

80歳と72歳の老女がスリということですが、普通は誰にも怪しまれません。
それを知った上での犯行でしょうか。
いかにも怪しい犯罪者だけではないということです。
作業員の格好をしてまぎれたり、配達員を装ったり、普通のスーツを着たサラリーマン風の泥棒もいます。
飛込み営業をしている風に、現場の下見を行う者もいます。

この事件帯は外出しているな、この家は無対策で、二階のベランダから容易に侵入できそう、塀を乗り越えてしまえば自由に犯行できるな、などその場で侵入する手口もあれば、下見をしてその日の深夜、もしくは後日ターゲットとして選ぶような場合もあります。

このターゲットになるポイントというのはだいたい決まっています。
泥棒目線で考えれば分かることです。
このターゲットにならないように自衛策として行うのが防犯対策です。
これをしておくことで、不名誉なターゲットに選ばれないという効果が期待できるのです。

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