防犯ブログ

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2012年11月05日 駐車場で盗難 152万円奪われる

2日午後9時ごろ、横浜市戸塚区原宿3丁目の駐車場で、ガソリンスタンド店長の男性(25)が男に売上金約152万円の入った集金袋を奪われました。

戸塚署が窃盗事件として逃げた男の行方を追っています。
同署によると、男は30代くらいで黒っぽい服装、白いマスクを着けていたという。

男性が、現場に隣接する銀行で入金するため自動車を止めて降りたところ、突然男が袋を奪い去ったという。
<カナロコ 11月3日(土)22時30分配信より>

このブログでも何度か紹介しましたが、金融機関の駐車場で窃盗、ひったくり、車上荒らしが行われることがあります。

今回も銀行に隣接する駐車場で、入金するために自動車を止めて降りたところを狙われています。
銀行内で犯行を行った場合、ほぼ100%の確率で防犯カメラに映像が残ります。
銀行強盗という手口もありますが、そんなに頻繁には発生しません。

防犯カメラが完備されており、非常ベルや防犯センサー、カラーボールなどが備え付けられておりますから、泥棒側にも相当なリスクがあるからです。
銀行員を脅すための武器も必要になりますし、逃走車両や経路の下調べ、抵抗された時の対応(傷害や殺人、立てこもりは泥棒側も避けたいでしょう)など様々な対策が必要です。

単独犯での犯行は難しく、複数犯で役割分担しての計画的な犯行でなければ成功はしないでしょう。
仮に成功しても捕まる危険性は高く、奪った金品の分担から仲間割れなどが発生する可能性もあり、トータル的に考えて割りの良い手口とは思えません。

このように考えると、駐車場横で、現金を引き出した者、預け入れしようとする者を待ち伏せして狙う方が効率的です。
単独犯での犯行も可能ですし、何より駐車場内は無対策のところが多いからです。
駐車場にまで防犯カメラが完備されているところは稀でしょう。
その弱点を突いて泥棒は犯行を行うのです。

銀行内は安全かもしれませんが、一歩外に出ると無防備、という場所も多いですから、現金を持ち歩くときはより注意深い行動が必要です。
短時間だからと言って、車内に大金が入ったカバンや袋を置きっぱなしにするのは危険です。
誰が見ているかは分からないのです。

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