防犯ブログ
- 万引き
2012年11月21日
クラリネット万引き 同系列店での転売失敗
19日、千葉市内で盗んだクラリネットをリサイクルショップで売ろうとした20歳の男が逮捕されました。
このクラリネットは男がわずか数時間前に近くにある同じ系列のリサイクルショップで万引きしたものでした。
窃盗の疑いで逮捕されたのは住所不定、無職の男(20)です。
警察の調べによりますと、男は、19日午前10時から午後1時の間に、千葉市美浜区のリサイクルショップで販売価格10万5000円のクラリネット1本を万引きした疑いが持たれています。
男はこのわずか数時間後におよそ10キロ離れた稲毛区内にある同じ系列のリサイクルショップを訪れ、このクラリネットを売ろうとしました。
「店内をうろついていた」(店員)
しかし、盗まれたクラリネットのシリアルナンバーなどを聞いていた店員が盗品であることに気付き、警察に通報したということです。
取り調べに対し、男は「生活費が欲しくてやった」と容疑を認めているということです。
<TBS系(JNN) 11月20日(火)12時57分配信より>
クラリネットを万引きするという大胆な犯行です。
ニュースの映像で実際に盗まれたクラリネットを見ましたが、金属製のケースに入り、店内をうろついていたらかなり目立ちそうなものですが。
犯行時間は、午前10時から午後1時の間と、3時間の開きがあります。
正確な盗まれた時間が分からないということですから、防犯カメラとレコーダーでの記録は行われていなかったのでしょう。
もしくは、店内に防犯カメラは設置されているが、クラリネットが置かれていた周囲にはカメラがなく、映像として映っていなかったのかもしれません。
大きな店舗の場合、大抵防犯カメラは設置されています。
しかし、店内が広い、大きいということは、それをカバーするためには多くの防犯カメラが必要となります。
どうしても防犯カメラの死角ができてしまい、そこを狙われると、防犯カメラには映っていなかったということもあり得ます。
防犯カメラがどこを映しているか正確な位置、エリア、場所は、カメラが映っているモニターなどで確認しない限り分かりません。
(または、パソコンやiPadで遠隔で監視している場合もありますが)
ただ、経験を積んだプロの泥棒になると、だいたい防犯カメラがどこを映しているか、どこまで映像をカバーしているかが分かるようです。
ここはどのカメラもカバーできていない死角だから、店員さえ注意すれば、この場所での犯行は大丈夫だ、という感じかもしれません。
予算の関係で防犯カメラの台数が限られている場合は、特に重要な箇所(レジ回りや高額商品、狙われやすい商品)に設置し、その他の場所は、手の空いた従業員やアルバイトが見回りできるようにする、ステッカーや防犯ミラーなど低予算の機器を設置する、他のカメラの映像をモニターで映し出して見せるなど、何らかの工夫が必要でしょう。