防犯ブログ
- 侵入手口(事務所)
2012年12月17日
自民当選議員事務所で現金盗難
衆議院選挙神奈川17区で当選を決めた自民党候補の選挙事務所に盗みに入ったとして、17日、男が逮捕されました。
警察によると、17日未明、神奈川17区で初当選した自民党の新人・牧島かれん氏の神奈川・小田原市にある選挙事務所で警報が鳴りました。
当選を決めた後で事務所は空でしたが、駆けつけた警察官が調べたところ、部屋が荒らされ、現金約7300円がなくなっていたことなどから、警察は、敷地の中にいた無職の男(53)を窃盗で現行犯逮捕しました。
男は警察の調べに対し、「選挙で当選したのを知っていた」と話しているという。
<日本テレビ系(NNN) 12月17日(月)14時53分配信より>
選挙に当選した=現金が多く存在している、と考えての犯行かもしれません。
ところが現金が7千円しかなく、さぞかし驚いたことでしょう。
選挙終盤というのは案外お金がないのかもしれません。
多額の選挙資金を投入して選挙戦を行いますから、選挙の序盤・中盤の方が選挙事務所にお金も置いていたかもしれません。
ボランティアや党民、支持者、関係者など様々な人が事務所に出入りします。
誰が誰だかわからないという状況だと、犯行がより行いやすくなり、また誰の犯行かを特定することが難しくなります。
さらに選挙事務所となると、一時的にその場所に本部や支部を構えるということも多いでしょう。
防犯センサーや防犯カメラなどの本格的な防犯対策が間に合わない、または不要だと考える場合もあると思います。
このような穴、弱点が狙われる可能性、危険性があるのです。
今回は被害も少額で、犯人も逮捕されましたが、思いもしない被害、予想外の損失を招くこともあります。
それらを想定し、事前に被害を防ぐための対策が必要です。