防犯ブログ
- 窃盗
2014年06月11日
深夜勤務のパート4人共謀 店の食料品大量に盗む
24時間営業のスーパーで深夜勤務のパート従業員らが共謀し、大量の食料品などを盗んだとして、奈良県警橿原署は5日、男女4人を窃盗容疑で逮捕しました。
パート1人がレジに立っている時間帯に、商品1、2点だけをレジ打ちして他の商品を会計せずに通す手口で、パート2人は「100回くらいやった」と供述しているという。
同署によると、奈良県橿原市出合町、パート従業員の女(42)▽同市内膳町4、パート従業員の女(52)▽同市上品寺町、無職の女(48)▽同市内の無職少年(15)の4容疑者。
いずれも容疑を認めているという。
逮捕容疑は、4人は共謀し5日午前2時55分ごろ、女(42)、女(52)が勤務する同市内のスーパーで、米や肉、洗剤など276点(計8万6042円相当)を盗んだとしています。
同署によると、女(42)、女(52)がシフトに入った時に商品が多数無くなるのを不審に思った店側が、保安員らを配置して警戒。
5日は女(42)が午前2時から1人でレジ係に入っていました。
両容疑者は今年2月まで働いていた別のスーパーでも同様の手口を繰り返していたと供述しており、同署は余罪を調べています。
<毎日新聞 6月5日(木)22時55分配信より>
その店には防犯カメラはついていなかったのでしょうか?
それともカメラの死角をうまく利用し、カメラに映らない、記録に残らないように犯行を行なったのでしょうか?
しかも今回が初めての犯行ではなくこれまでに100回くらいやったという供述があります。
100回も同じ手口で盗まれていた店側からすればなめられたものです。
今回の被害品目が276点、被害総額が9万円弱ですから、これだけの商品無くなったのか、盗まれたのか分からないという状況になれば、大きな問題に発展するのが普通です。
平均するとどのくらいの被害金額だったのかは分かりませんが、定期的かつ大量に無くなっていたのは事実でしょう。
これまで捕まらなかったのが不思議です。
それほど店側の認識が甘かったのでしょうか。
言い方は良くありませんが、商品を1点・2点をびくびくしながら万引きする犯人が可愛く見えてきます。
勤務のシフト内容を確認すれば、同じ店員の組み合わせのときに限って紛失(窃盗)事件が発生していたのかが分かったはずです。
外部から侵入した形跡がない場合は、勤務先の従業員、出入り業者など内情に詳しい者の犯行を疑うのが自然です。
従業員が良からぬ考えが思い浮かばぬよう、雇う側も防犯カメラや入退出履歴確認、商品の在庫管理などしっかり行なわなければなりません。