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2014年10月03日 沖縄 1~7月の空き巣被害 そのうち65%が無施錠

沖縄県内で住宅が狙われた「空き巣」などの侵入・窃盗被害の認知件数(1~7月末現在)が前年同期比22件減の173件となり、全体の被害額は約500万円減の約5660万円だったことが県警のまとめで分かりました。

一方、被害全体の65・9%(114件)は鍵を掛けていない住宅で発生し、全国平均を約20ポイント上回ります。
県内では過去5年間、無施錠の住宅が被害に遭うケースが全国平均を大きく上回っており、県警は「重大事件につながる恐れもあります。
鍵をちゃんと掛けたか、忘れずに確認して」と注意を呼び掛けています。

県警安全なまちづくり推進室によると被害の内訳は、留守中の侵入「空き巣」が最も多い116件、就寝中の侵入「忍び込み」が46件、在宅中の侵入「居空き」が11件。
前年同期比では、それぞれ8件、1件、13件と減少しています。
被害額をみると空き巣約5300万円、忍び込み約260万円、居空き約70万円と続きました。
1件当たりの被害に遭った最高額は約90万円でした。

県警によると、無施錠で被害に遭った114件のうち52件が玄関口から、ベランダや縁側からの侵入は21件でした。
安全なまちづくり推進室の室長は「一歩間違えると、強盗や殺人などの凶悪事件に発展する恐れがある」とし、外出時や就寝時などの施錠を徹底するよう呼び掛けます。

一方、昨年の認知件数が県内14署で最も高かった那覇署は、被害に遭いやすい家屋の特徴として
(1)郵便受けに郵便物がたまっている
(2)高い塀や植木などで、通行人から玄関や窓が死角になっている
(3)日が暮れても玄関灯や室内灯が消えている
-などを挙げています。

同署は防犯アドバイザーを2009年から設置。
防犯には「地域内のコミュニケーションが大事」とし、地域ボランティア団体との合同パトロールに取り組んでいます。
同署は「外出時には必ず鍵を掛け、窓や玄関などの施錠の有無を確認し、住民同士でも互いに声を掛け合って」と話しています。
<沖縄タイムス 9月23日(火)20時25分配信より>

沖縄で今年1~7月に発生した空き巣被害のうち、65%が無施錠だったということです。
この65%という数字は沖縄特有のものかは分かりませんが、他の都道府県においても空き巣被害に遭われたところで無施錠だったところは相当数あるでしょう。

泥棒からしてみれば、侵入した先が無施錠だったら大喜びです。
時間を掛けて扉をこじ開ける必要もなく、周囲に気付かれないように窓ガラスを壊して侵入する必要もなく、普通に訪問者と同じように建物内に入ることができます。
これは思いもしないプレゼントです。
これで部屋に高価な宝石や大金が保管されており、それらも楽に盗むことができればこんな楽な仕事はありません。
泥棒の絶好のカモです。

無施錠をなくす、これは防犯対策としては、第一歩以前の問題です。
これをクリアしている前提での次の防犯対策をどうするかということになります。
無施錠という泥棒が大好きなプレゼントを与えるのは止めましょう。
そしてその次のステップに進むことが、犯罪被害に遭わないためには必要です。

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