防犯ブログ
- 侵入手口(事務所)
2014年11月11日
東京都 事務所荒らし余罪70件? 被害総額2000万円容疑者逮捕
雑居ビルの事務所に侵入し、現金を盗んだとして、警視庁捜査3課は20日、窃盗などの疑いで、住居不定、無職の男(37)=建造物侵入罪などで起訴=を再逮捕しました。
同課によると、「警備サービスに入っていないビルを狙い、ほかにも70件くらいやった」などと容疑を認めています。
東京都内などでは今年1月以降、雑居ビル内の事務所から現金が盗まれる被害が約70件(被害総額約2000万円)あり、同課が関連を調べています。
再逮捕容疑は7月20~22日、台東区東上野の雑居ビル5階の製造関連会社事務所に侵入し、現金約1万円を盗んだとしています。
同課は10月、中央区内のビルにバールを持って侵入したとして、男を逮捕、起訴。
ビル内のトイレなどに身を潜め、夜間にバールで金庫を壊すなどして現金を盗む手口で犯行を重ねていたとみています。
<産経新聞 10月20日(月)12時48分配信より>
警備サービスが入っていないビルを狙ったという逮捕された泥棒の供述です。
つまり、警備員の駆け付けサービス未導入、セキュリティシステム未設置のところを狙って犯行を繰り返していたということです。
逆に言えば、導入していたところは、今回の泥棒のターゲットにはならずに済んだということです。
この泥棒に限らず、セキュリティシステムが導入されているところと、そうでないところ、泥棒にとって侵入しやすいかは明らかです。
侵入の難易度が高いところをあえて狙うのは、怪盗〇〇のような特殊な泥棒だけでしょう。
一般的な泥棒は難易度が低い、つまりセキュリティシステムが未導入で、防犯意識も低そうなところを狙います。
自分が捕まる危険性が低いところをターゲットに選ぶのです。
この不名誉なターゲットに選ばれないようにするのは事前の防犯対策が有効です。
ここは危険だ、ここは手強い、ここはやめておこうと泥棒に思わせるにはどうしたら良いか、それが効果的な防犯対策のキーとなります。