防犯ブログ
- 放火・火災
2014年12月29日
京都連続放火事件 逮捕された少年「火遊びした」
京都市伏見区で今年8月、夫婦が死亡するなどした4件の連続放火事件で、京都府警は5日、4件すべての放火への関与を認めていた同区内の無職少年(17)(別の窃盗容疑などで逮捕)について、同事件とは別の日に放火をしたなどとする現住建造物等放火容疑などで再逮捕しました。
少年は再逮捕容疑を認め、「火遊びした」などと供述。
府警は今後、4件の放火についても慎重に裏付け捜査を進めます。
発表では、少年は5月14日午前0時50分頃、同区羽束師鴨川町の民家ガレージで衣服などに火を付けて民家を燃やそうとし、7月29日午前3時45分頃には同区横大路中ノ庄町の住宅兼店舗(2階建て、約290平方メートル)のガレージに放火、建物を半焼させた疑い。
府警は、少年が9月、同区内の民家で37万円を盗んだとして、11月16日に窃盗容疑などで逮捕。
少年は取り調べの過程で連続の4件を含め、「何か所かに火を付けた」などと、放火への関与を自ら説明していました。
<読売新聞 12月5日(金)20時56分配信より>
殺人とは別の意味で恐ろしい犯罪が放火です。
火災自体は自然災害や被害者の過失等で発生する被害ですが、犯罪と知りながら故意に火災を発生させる放火は、その犯罪者の意思も当然ですが、被害の大きさも恐るべきものです。
今回逮捕された少年は、火遊びしたと供述していますが、民家で37万円盗むという手口から見て、遊びではなく、放火と窃盗も含めた恐ろしい犯罪です。
また、結果的に2人を死に追いやった可能性があることから考えても、単なる火遊びでは済みません。
加害者側は単に火をつけて、燃えるところが見たかったという意識だったかもしれませんが、結果は人の命を奪う暴力以外の何ものでもありません。
もし逮捕された犯人が、今でも後悔や被害者に対する罪の意識を感じていないのだとしたら、話題の精神病質者、サイコパスと呼ばれる人なのかもしれません。
ニュースなどで犯罪者が捕まり、テレビカメラに向かって笑顔でピースサインしているような人もこのくくりに入ると言われていますが、このような人たちが増えてきたのか、実際に事件が起こっても、それほど珍しさを感じなくなってきたように思います。
社会がそのように変化し、感度や感覚が全体的に鈍くなってきたのかもしれません。
このような人たちに目をつけられる、ターゲットにされてしまうと、簡単には立ち向かえません。
普通の感覚、常識が通じない可能性が高いのです。
この対策をしておけば大丈夫とは言えなくなりますから、一般的な対策+アルファの工夫が必要でしょう。