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2015年05月21日 勤務先の100円ショップから現金120万円盗んだ男逮捕

勤務先の100円ショップのレジなどから現金を盗んだとして、兵庫県警垂水署などは19日、窃盗容疑で、三重県鈴鹿市の無職の男(22)を逮捕しました。

同署によると、「金に困っていた」などと容疑を認めているという。

逮捕容疑は、昨年8月21日午後~22日午前の間、当時アルバイト店員として勤務していた神戸市中央区東川崎町の100円ショップ「Seria神戸ハーバーランドumie店」で、レジや金庫から現金約120万円を盗んだとしています。
<産経新聞 5月20日(水)8時38分配信より>


勤務先の100円ショップから現金120万円を盗んだ男が逮捕されました。
100円ショップで120万円を盗んだということですので、単純計算で商品1万2千点相当になります。
商品の代金以外も含まれているでしょうが、1万点以上の商品が盗まれたら大変な被害です。
100円ショップで120万円以上の売上をあげようと思ったら1万2千点以上販売しなければなりません。

この計算は仕入が0円の場合ですから、実際には何十万点も販売しなければならないということになり、そう考えると今回の事件の被害額の大きさが分かります。

100万円もの現金を店舗内に置いたままにしておくことも危険です。
当たり前のことですが、こまめに金融機関の預け入れを行い、必要最低限の現金(釣り銭等)以外は置いておかないような体制をつくるべきです。
仕入先等への支払いを毎回現金で行っているところも少ないでしょうから、使う必要のない現金は金融機関に預け入れましょう。

また、従業員(アルバイト)や出入業者の内部犯行や不正対策として、防犯カメラや入退出管理の防犯システムの設置も検討すべきでしょう。
一緒に働いている仲間を疑うのは誰しも嫌なことですが、人間、環境によっては良からぬ考えを抱いてしまうものです。

ずさんな管理を目の当たりにすると、もし自分が盗んだとしても気付かれないのでは?という考えから、犯罪者へと変貌してしまう人がいます。
最初から盗む気持ち、犯罪を犯す気持ちで勤める人はいないでしょう。
どこかで犯罪に気持ちが揺さぶられ、行動に移してしまうのです。
それを事前に、未然に防ぐ抑止力として防犯カメラなどの対策が役に立ちます。

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