防犯ブログ
- 侵入手口(マンション)
2015年11月09日
マンション床に穴開け、一階下に侵入 女性に暴行目的
マンションの自室浴室の床に穴を開けて、階下に住む女性宅に侵入・暴行したなどとして、茨城県警つくば中央署は27日、つくば市の会社員の男(51)を住居侵入と強制わいせつ致傷の容疑で緊急逮捕しました。
男は女性が経営する飲食店の常連客で、容疑を認めた上で「今月中旬に引っ越し、10日間くらいかけて、のこぎりなどを使って穴を開けた」と供述しているという。
逮捕容疑は27日午前0時半ごろ、つくば市内のマンション2階の自室から下の階に住む女性(39)宅に侵入し、帰宅した女性にわいせつな行為をしようと、スタンガンを押しつけるなどして、左手に軽いけがをさせたとしています。
穴は一辺約50センチ程度で、容疑者宅の浴室の床から女性宅の浴室天井まで貫通していました。
女性はこの日まで、天井裏の物音や異変には気付かなかったという。
男は女性に抵抗されて玄関から逃走。
約5時間後、数百メートル離れたコンビニエンスストアにいるところを県警機動捜査隊員に発見されました。
逮捕時、スタンガンや手錠を所持していたという。
<毎日新聞 2015年10月28日11時36分より>
映画やテレビのような衝撃的な事件です。
気に入った女性が住むマンションの上の階に引越し、10日間かけて床に穴を開け、階下の女性宅にわいせつ目的で侵入するという手口です。
逮捕時、スタンガンや手錠を所持していたということから相当計画的な犯行と言えます。
仮に計画が成功し、目的を果たした場合、その後も開けた穴は残りますし、そのまま上の階に住む続けるつもりだったのでしょうか。
それともその後、すぐに引っ越すつもりだったのか、ただ前の入居者としてしっかり記録には残りますから、犯罪として露見するのは明らかです。
犯人は愚かな男でしたが、手口としては非常に恐ろしいものです。
最も安全だと思われている自宅という空間に、見知らぬ男が侵入してくるのです。
しかも窃盗目的ではなく、わいせつ目的でスタンガンで武装している。
女性の一人暮らしでこんなに恐ろしいことはないでしょう。
女性に限らず男でも恐怖を感じます。
平和に暮らしている市民の安全・安心を脅かそうとする犯罪者たち。
彼らを断固拒否する姿勢・対策が必要です。