防犯ブログ
- 窃盗
2016年07月13日
滋賀 バスの釣り銭7年間で1000万円以上盗んだ男逮捕
湖国バス(滋賀県彦根市)の営業所に駐車中の路線バスから釣り銭用の現金を盗んだとして窃盗罪で起訴された男が、「過去5、6年間に釣り銭を1千万円以上盗んだ」と供述していることが28日、分かりました。
大津地裁彦根支部であった公判で検察側が明らかにし、被害総額が2千万円近くに上る可能性もあるという。
男は東近江市小脇町、アルバイトの男(58)。
起訴状などによると、4月10日午前1時半ごろ、彦根市野口町の湖国バス彦根営業所敷地に駐車していた小型路線バスの料金箱から5千円を盗んだとしています。
公判で検察側は、アルバイトの男が2010、11年ごろから犯行を繰り返し、1回に付き1万数千円~5万円を盗んでいたと指摘。夜間に駐車中のバスに近づいて開閉レバーを操作してドアを開け、特殊な機器を使って、料金箱から釣り銭用の小銭を抜き取っていたとしました。
湖国バスによると、今年2月末ごろ、同営業所に設置した防犯カメラに、何者かがバスに侵入するのが写り、県警に相談して事件が発覚したという。
同社担当者は「裁判などを通じて事実を確認し次第、早急に対応したい」と話しました。
<京都新聞 6月29日(水)11時11分配信より>
1回の被害額が1万数千円から5万円程度とは言え、2010年から計算すると7年間で1000万円以上の盗難被害になります。
1回5万円で計算すると200回被害に遭ったことになります。
それだけ被害に遭ったことに気付かなかったのか、気付いていながら何の対策も講じていなかったのか、どちらにしても被害者側にも落ち度があったように思います。
加害者が悪いことは言うまでもありませんが、ずるずると被害に遭っていたことも加害者をつけ上がらせる結果になったと言えます。
犯罪者のカモになっていることは自覚しなければならなかったはずです。
認識できるチャンスはいくらでもあったと思いますが、毎回の被害が小額だからと目をつぶっていたのでしょうか。
しかしバスで何万円も稼ごうとおもったかなり大変です。
1日の稼ぎの大半を泥棒に盗まれてしまっては商売になりません。
客観的に見て自分は犯罪者に狙われているか、狙われそうか、カモになりそうかということを冷静に判断しなければなりません。
そうすると何をしなければならないか、問題点が浮かび上がってくると思います。