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2016年08月05日 空き部屋を不正購入商品の送付先に 4ヶ月で60件以上

不正に買った商品を空き部屋に送り、取りに行かせていた男が、警視庁に逮捕されました。

中国人の大学生の男(25)は、複数のインターネット通販サイトで、不正に入手した他人のクレジットカード情報を入力し、腕時計やUSBメモリなど、あわせておよそ42万円分を盗んだ疑いが持たれています。

発注した商品は、アパートの空き部屋に配達させ、共犯者が取りに行っていました。
男らは、同じ手口で、2015年末から、2016年3月までに60件以上、被害総額200万円分ほどの窃盗を繰り返していたという。
<フジテレビ系(FNN) 7月12日(火)17時29分配信より>

運送会社から荷物を受け取る際、判子を押すか、名前をサインします。
あとで誰が受け取ったか、判取りという形で確認することはできますが、受け取った人が本当にその名前の人なのか、また、性別や年齢等を記録するような仕組みにはなっていないと思います。

これを悪用したのが今回のような空き部屋への商品配達です。
毎回同じ住所を使っていると、クレジットカード不正利用の被害者の訴えですぐに分かってしまいそうなものです。
しかし、利用する空き部屋をローテーションや複数用意することで、自らの犯行がより分かりにくくなります。
窃盗団が組織ぐるみで行う可能性があります。

インターネットの普及により商品の購入が非常に楽になりました。

その日に頼んでその日のうちに届くようなサービスを行っている会社もあります。
運送会社との関係がより身近なものになっており、サービスも多岐に渡っています。

最初に述べた運送会社の判取りというものも今後は変えていく必要があると思います。
受け取った人の顔を写真で撮る(撮られる人は嫌でしょうが)とか、指紋認証での受け取りにするとか、電子サインで筆跡を登録するとか、色々な方法が考えられます。

実際に出来るかどうかは分かりませんが、テレビや映画ではその登録された指紋や電子サイン自体を外部から不正に書き換えるようなシーンもあり、現実的に運用するにはまだまだ多くの問題が残されています。

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