防犯ブログ
- 個人情報盗難
2017年03月24日
幼稚園の入園願書窃盗 個人情報の転売目的
千葉県内の複数の幼稚園で入園願書が相次いで盗まれた事件で、再逮捕された男が、「個人情報転売が目的だった」などと供述していることがわかりました。
窃盗などの疑いで再逮捕された、男(24)は2月、船橋市の幼稚園から、入園願書129人分を盗んだ疑いが持たれています。
男は、千葉市内の幼稚園からも入園願書11人分を盗んだ疑いで、すでに逮捕されていますが、「願書を盗んだのは、個人情報の転売が目的だった」などと供述していることが、新たにわかりました。
警察は、千葉県内の幼稚園でほかにも相次いだ願書窃盗事件との関連を調べています。
<ホウドウキョク 3/9(木) 23:11配信より>
このニュースに対して、盗んだ者に対する報道だけで、情報を買い取る業者のことには触れられてないというコメントがありました。
その通りだと思います。
盗んだ者が悪いのは当然ですが、なぜ盗んだかと言うと、それを買い取る者が存在しているからです。
この買い取る者が居なければ取引自体が成立しませんし、単にその盗んだ者の中だけで被害が留まる可能性があります。
この買い取る者がさらに他の業者に転売することで個人情報が拡散し、半永久的に残ってしまいます。
違法に買い取ると罰せられるのでしょうが、抑止力になるぐらいの罪の重さではないでしょう。
また、この買い取る者が別の企業に転売することも違法という認識が広まっていないように思います。
そんなリスト、情報をどこで手に入れたのか?と疑いたくなるような場合もあるでしょうが、そこは黙認して使用しているというのが現状でしょうか。
なぜこんなところからDMが送られてくるのかという場合がありますが、これも誰かが情報を流しているのでしょう。
各個人が個人情報を流出させないように個別に対策を行うことには限度があります。
それをいかに拡散させないかという取り組みは国や地方自治体などの大きな組織でないとできません。
法律も含めて改めて見直してほしいものです。