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2017年07月28日 運送会社社長宅で謎の盗難 被害総額2700万円

5日午前5時15分ごろ、小美玉市野田の運送会社「沼田機業」の事務所兼住宅で、同社の男性社長(53)が現金約1200万円と貴金属など10点以上(時価計1500万円相当)が盗まれていると110番通報しました。
石岡署が窃盗事件として調べています。

同署によると、建物は1、2階が事務所で3、4階が男性社長の自宅になっています。
4階の金庫から現金約1千万円がなくなったほか、3階の部屋などからも現金約200万円と腕時計や貴金属などがなくなっているという。

男性社長は1人暮らしで、金庫がある部屋で就寝していました。
同日午前5時ごろ、3階に下りると部屋が荒らされており、4階に戻って金庫を確認したところ、現金がなくなっていることに気付いたという。
金庫は施錠されており、こじ開けられた形跡などはなかったようです。
1階のトイレの窓枠が外されており、同署は侵入経路や手口などを詳しく調べています。
<7/6(木) 7:55配信 産経新聞より>

運送会社の社長宅での窃盗事件です。
被害者の社長は金庫がある4階で就寝しており、早朝に3階に下りると部屋が荒らされ、そして4階に戻ると金庫の中から現金が無くなっていたということです。

金庫は施錠されておりこじ開けられた形跡はなかったということです。
犯人は社長が寝ている間に堂々と金庫を開け、中の現金を抜いて、その後3階で貴金属類を盗んだのでしょうか。

社長が3階に下りたわずかな間に4階の金庫をこじ開けずに現金を盗むということは、時間的にも難しいと思われますから、やはり社長の就寝中の犯行でしょうか。
そうだとすると犯人が物音を立てずに巧みに犯行を行ったのか、社長が疲れて爆睡していたのかのどちらかかもしれません。

会社の運転資金等も置いていたのかもしれませんが、事務所兼自宅の社長宅での盗難事件は被害総額が大きいのが特徴の一つです。
また、いずれも金庫に保管というのが共通していることが多いですが、防犯システムや防犯カメラが設置されていないことが多いように思います。
信じられるのは自分だけ、金庫でがっちり守りましょうという社長を勝手に想像してしまいます。

2700万円もの現金や貴金属類を常時置いておくのですから、それらを守るために数十万円・百数十万円の費用を掛けるのは損だとは感じないように思いますが、お金持ちにはそれはもったいないと思うのかもしれません。
私なら怖くて置いたまま外出することはできませんが・・・。

これまでのブログでも何度も言っていますが、大金は自宅には置かない、金庫を過信しない、防犯システムや防犯カメラで事前の防犯対策を行う、従業員や関係者を信用し過ぎない、これらを一つではなく複数組み合わせることで、防犯意識の高い、犯罪が起こしにくい環境作りの第一歩となります。

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