防犯ブログ

  • 侵入手口(学校)
2017年08月04日 千葉 学校の調理室に何者かの侵入痕跡あり

千葉県八千代市吉橋の県立八千代特別支援学校は11日、調理室に何者かが侵入した痕跡があり、給食を中止したと発表しました。
念のため調理器具の洗浄や保管食材の買い換えを行い、給食再開は13日からという。

同校によると、11日午前7時半ごろ出勤した職員が調理台の上に花のつぼみがあるのを見つけて不審に思い、調べたところ、一部の調味料がなく、ロッカーに物色された痕跡があることに気付きました。
食洗機の水も出しっぱなしになっていたようです。
扉や窓は全て施錠されていました。

10日午後7時ごろ、栄養士らが退勤した際には異常がなかったという。

同校は八千代署に被害を届け出ました。
調理室の鍵も交換した上で、警備体制の強化を検討するという。

同校では約160人の児童生徒が給食を利用。
11日は給食の代わりにパンや牛乳を提供し、12日は弁当持参を依頼しています。
<7/12(水) 12:01配信 千葉日報オンラインより>

学校の調理室に何者かが侵入した痕跡が見つかりました。
一部の調味料がなくなっていたようですが何か異物を混入したような事件では今のところないようです。

ロッカーが物色された痕跡があることから窃盗目的での侵入の可能性があります。
もしくは宿直の先生が夜食を食べようとして調味料を探しただけということもあるかもしれません。

翌日は給食を中止し、調理室の鍵を交換した上で警備体制の強化を検討するという事態になっています。
ただ、生徒が口にする可能性がある食材や調味料に何か異物、毒物等が混入されてしまってはもっと大きな事態になります。
被害は未然に防ぐ、防げなかったとしても最小限に抑えるための対策が必要です。

調理室に鍵の施錠以外に物理的な侵入対策はなかなかとれません。
防犯カメラや入退室管理システムなど大金を掛けての侵入対策は考えにくいのが現実です。

でもこれが大金や重要書類を保管している金庫室と考えると話は別です。
お金には換えられない生徒の命に関わる問題とも言えますから重要度は同じ、いえそれ以上とも考えられます。

加盟企業専用ページはこちら