防犯ブログ

  • 子どもの安全対策
2018年06月29日 登下校時の子供たちを犯罪から守る方法

子供たちを犯罪から守る対策が急務となっています。新潟市で下校途中の女子児童が殺害され線路に遺棄された事件を受け、宮城県警が対策に乗り出しました。

23日、宮城県登米市の小学校で低学年の児童を対象に緊急で安全教室が行われました。
この教室は、今月7日、新潟市で下校途中だった小学2年生の女子児童が殺害された後、線路に遺棄された事件を受け開かれたものです。
23日は、学校の教職員や地域のボランティアなどが通学路に立ち下校する児童の見守り活動を行いました。

保護者
「この時代何があるかわからないので、安心して通学させられる時代ではないのかなと感じた」
保護者
「今年1年生で入ったばかり。歩いて帰ってもらおうと思ったが、(事件を)みて送り迎えをしている」

今年1月から4月末までに宮城県警に寄せられた不審者情報のうち、小学生に対する「声かけ」や「つきまとい」などは166件。
このうち、約4割が下校途中であることが分かりました。
犯罪社会学を研究する専門家は犯罪が起きにくいまちの雰囲気を、地元住民自身が日頃から意識していくことが大切だと指摘します。

仙台大学准教授
「日常的な買い物に行くとかペット飼ってる人は散歩に出るとか、日常の活動をいかにその時間にあてるか、それがコツになる。(防犯)カメラは記録という点では大きなメリットはあるが、抑止力という効果は十分実証されていないものもある。なので、実際に人の目でいかに目配りするかと」

登下校中の子供が標的となる犯罪をいかに防ぐか。
事件は重い課題を突きつけています。
<5/23(水) 19:06配信 仙台放送より>


対策として、ペットを飼っている人の散歩というのは良い気がします。

多くの大人たちが子供たちの下校時に散歩することで、散歩する人同士のコミュニケーションが密になり、不審者がいてもすぐに発見できますし、子供たちを多くの人が見守ることにもつながります。
少子高齢化で子供の数が少なくなり、それと反比例するかのようにペットを飼う人が増え、そしてペットの重要性がより高まっている現状と非常にマッチした対策ではないでしょうか。

防犯カメラに関しては、プライバシーの問題や映像の管理方法、抑止力の効果を疑問視する人がいますが、カメラによる監視で地域の犯罪件数の減少や治安の改善等、実際の数字に現れた効果があることは全国各地で実証されています。

自分が犯罪者になったつもりで考えれば明らかです。
普通に考えれば防犯カメラが設置されている場所やその付近で犯罪を犯そうとするでしょうか。
そこに自分が映り込んでいるリスクを考えればそこは絶対に避けようと考えます。
防犯カメラに映っても良いと考える犯罪者は、よほど変装に自身があるか、別の効果を期待する者でしょう。

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