防犯ブログ
- 窃盗
2018年07月19日
病院倉庫から備品盗み転売 3年間で430件被害1億円以上
コピー機のトナーなど
国家公務員共済組合連合会が運営するKKR札幌医療センター(札幌市豊平区)から転売目的で備品を盗んだとして、札幌豊平署は20日までに、窃盗の疑いで、同市東区北41東1、同センター元職員の男(52)を逮捕、送検した。
逮捕、送検容疑は4月、同センター内の倉庫から、コピー機のトナーカートリッジなど約40点(計約50万円相当)を盗んだ疑い。
男は「盗んだ備品は転売し、飲食代や借金の返済に充てた」と供述しているという。
道警によると、男はこのほか2015年7月ごろから今年4月にかけ、同様の手口で約430件の窃盗を繰り返したと供述。
道警は、被害総額が計約1億1千万円に上るとみて調べている。
<6/20(水) 18:05配信 北海道新聞より>
約3年で430件の窃盗で被害総額1億円以上という事件です。
元職員による犯行ですが、主に事務所等の倉庫に保管している備品や商品等を盗んで転売していたのでしょうか。
倉庫の鍵やシャッターをこじ開けるなどして無理やり侵入すれば何か盗まれたということが分かります。
しかし、鍵が掛かっていない時間帯にそっと忍び込み、多数の備品や商品から少しずつ盗み出せば一目では被害が分かりません。
仮に盗まれたことに気付いてもその時には相当日が経っているでしょうし、また盗まれた日を特定することも困難になります。
そうなるとさらに犯人から離れてしまうことになります。
結果として、3年間で400件以上もの犯行を行い、それぞれで成功し続けていたのかもしれません。
道で歩いていて、例えばどこかの会社の倉庫が開いたままで商品も見える位置に積まれていると、これが盗まれたりなくなることもあるのではないかと感じることがあります。
また、商品を発送する場合は、配達業者の方が荷物を積み込む過程で倉庫を開けたままにしてしまうこともあるでしょう。
その配達業者の方が盗まなくても、通りすがりの悪意を持った第三者がすっと商品を持ってその場から逃げ出すということも充分考えられます。
防犯カメラだけでなく、入退出管理等で保管している商品が安全であるための環境づくりが必要です。